MAZDA BLOG
2016.5.11

モータースポーツジャパン2016が開催されました ~「Mazda Women in Motorsport Project」第2期生を発表~

4月16日(土)、17日(日)東京・お台場で「Motor Sport Japan 2016 Festival in Odaiba」(主催:NPO 法人 日本モータースポーツ推進機構)が開催されました!

メイン会場のマツダスタンドでは、モータースポーツベースグレードの「デミオ 15MB」と「ロードスター NR-A」、今年からアメリカでスタートする「グローバルMX-5 カップカー」の3台を展示し皆さまをお迎えしました。

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11年目を迎えた、モータースポーツジャパン。

“走る歓び”を実際に体感いただくドライビング・アカデミーをはじめ、様々な参加型モータースポーツの取り組みをご紹介したマツダスタンドは、今年もたくさんのファンの皆さまで賑わいました^^

まずは、イベント会場の様子を動画でご紹介します。

今回、特に注目を浴びたのは「Mazda Women in Motorsport Project」の第2期生の発表。

「Women in Motorsport Project」は、国際自動車連盟(FIA)と日本自動車連盟(JAF)が提唱する「モータースポーツ界における女性の活躍」を推進するプロジェクトです。

昨年は、FIA/JAF Women in Motorsport委員でレーサーの井原慶子さんと共に、「Mazda Women in Motorsport Project」を発足し、一般女性26名のメンバーを選出。約3カ月の訓練に加え、レース出場をサポートし、レース経験の無かった初心者のメンバーを含め、希望者全員がレース出場を果たしました。

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(写真:Mazda Women in Motorsport Project 2015の様子)

今年も第2期生として、モータースポーツにおいて世界レベルで活躍することを目指す方を募集しました!

約100名の応募者の中から、選ばれたのは9名。
そのうち5名は世界を目指すドライバー志望の方々です。

そして、今年新たに設けた「研究生」の枠4名は、ドライバーのフィジカルやメンタルサポートをする鍼灸あん摩マッサージ師、レースマネジメントや、メカニック志望の方など、ドライバー以外でモータースポーツへの関わりを目指すメンバーが選ばれました。
研究生もドライバー志望者と同じ訓練を受け、ドライバーとしての知識や経験を専門分野に活かしていただきますよ^^

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それでは、新メンバーの方々にプロジェクトに対する意気込みを教えていただきましたのでご紹介します!

馬術の元国体選手の大石真美(おおいし まみ)さんは「馬からロードスターに乗り換えて、手綱をハンドルに、ムチをシフトにかえて頑張ります!」とまさに“人馬一体”な彼女。「クルマが大好きで、サーキットで走り始めて9年目になります。今まで自己流でやってきたので、改めて基礎から学び、世界を目指したいです。」と目標を語りました。

体育大生の猪爪杏奈(いのつめ あんな)さんは「大学ではスポーツ科学を専攻していて、アスリートに関わる勉強をしています。ドライビングスキルの習得はもちろん、研究枠の皆さんとも積極的に情報交換をして、どんどん吸収していきたいです。感謝の気持ちを忘れずに1日1日を大切に過ごしていけば、必ず結果が付いてくると信じて頑張ります」とはりきりました。

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(写真 左:大石さん、写真 右:猪爪さん)

研究枠でメカニック志望の吉江優美(よしえ えみ)さんは、「10年前は整備士を目指していましたが、なかなかうまくいかず諦めてしまいました。このプロジェクトの“年齢制限なし”という条件を見て、私もまだ挑戦できるんだ!と本当に嬉しくて、10年前の気持ちが蘇りました。一から勉強し、運転技術も身に着け、胸を張って“クルマのことはお任せください”と言える整備士になれるよう頑張ります」ととても嬉しそうに語ってくれました。

プロジェクトリーダーの井原さんは「今年も、とても意欲の高い方にお集まりいただきました。バラエティに富んだメンバーが集まったので楽しみです。また、今期より海外レースカテゴリーへの出場を最終目標としています。メンバーと一緒に目標を達成したいです」と語りました。

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(写真 左:吉江さん、写真 右:井原さんと2期生メンバー)

さらに、メイン会場に隣接する広場では、毎年恒例のヒストリックカー&レプリカカーの展示コーナーも。
今年はマツダがフィーチャーされ、「Legend of the MAZDA」と題して「マツダ 787B」や「コスモスポーツ」など、懐かしいマツダ車が並びました!

また、マツダ車を代表する様々なクルマを保有するオーナーの皆さまにもご協力いただき、旧車が並ぶ会場は、まるでミュージアム^^

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(写真手前から:RX-7WRCモンテカルロラリー参戦車、RX-3富士スーパーツーリングレース寺田陽次郎レプリカ、R100ファミリアロータリークーペ スパフランコルシャンレース参戦車レプリカ、コスモスポーツ ニュルブルクリンク84時間耐久レース参戦車レプリカ)

愛車の「ルーチェ」の展示にご協力いただいた清水さんは、「ルーチェは私が生まれた時に祖父が乗っていて、子どもながらに大好きなクルマで、いつか自分も乗ると決めていました。13年前に中古で見つけて購入しました。整備士の資格を持っているので、自分でメンテナンスしながら乗っています。ルーチェが大好きの1歳半の娘が、免許を取るまで大切に乗りたいと思っています」と、愛車への想いを語ってくれました。

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(写真 左:R100 スパ・フランコルシャン24時間レースレプリカ、写真 右:清水さんとルーチェ)

会場には787Bも展示されていました!
787Bが4ローターサウンドを響かせると、その音に引き寄せられて続々と人が集まり、あっというまに囲まれてしまいました。

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同広場では、元マツダワークスドライバーの寺田陽次郎(てらだようじろう)さん、RX-7開発主査を務めたマツダOBの小早川隆治(こばやかわ たかはる)さん、「マツダ ファミリア ロータリークーペ」のレース仕様車を自ら制作し、ベルギー、スパ・フランコルシャンのクラシックカーレースに出場した熱狂的なR100ファンの加藤仁(かとう じん)さんによるトークショーも開催。

マツダモータースポーツ黎明期のレースやマシン開発秘話、ロータリー談義に花を咲かせました。

最新のモータースポーツコンセプトカーから、マツダの歴史を築いたレジェンドマシンまで、世代を越えて繋がる“走る歓び”、飽くなき挑戦の姿を感じていただけたのではないでしょうか^^

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(写真:左から加藤さん、寺田さん、小早川さん)

マツダは、お客様にご満足いただける商品をお届けするとともに、より多くのお客様にスポーツドライビングの体験機会を提供し、「走る歓び」の体感を通じて運転技量の向上と交通安全に貢献してまいります。

2015年に始まった第一回目のWomen in Motorsport Projectの様子はこちらのブログをご覧ください。

▼スーパー耐久への道!「Mazda Women in Motorsport Project 2015」(マツダ公式ブログ)
https://blog.mazda.com/archive/20150806_01.html

▼「Mazda Women in Motorsport Project 2015」が始動!(マツダ公式ブログ)
https://blog.mazda.com/archive/20150604_01.html

カテゴリー:イベント