MAZDA BLOG
2020.7.13

【RX-VISION GT3 CONCEPT リバリーデザインコンテスト】 入賞作品を発表!

マツダと株式会社ポリフォニー・デジタルが共同で開発した「MAZDA RX-VISION GT3 CONCEPT」。

2020年5月22日、「グランツーリスモSPORT」*1 にてリリースされ、すでに多くの皆さまにお楽しみいただいております。

先日、グランツーリスモSPORT上で、「MAZDA 100周年 RX-VISION GT3 CONCEPT リバリーデザインコンテスト」が開催されました。(応募期間:5月22日から6月19日)

このコンテストは、MAZDA RX-VISION GT3 CONCEPTにオリジナルのカラーリングやデカールを施して応募していただくもので、500点を超える作品をご応募いただきました。誠にありがとうございました!

 

厳正な審査の結果、グランプリ2名、優秀作品賞3名が決定されましたので、ご紹介します。

 

【グランプリ(2名)】

<前田賞>

田邉大希(たなべひろき)様(17歳、学生)

「SUPER HERO」

 

受賞理由:

ベースボディの流麗さをスポイルすることなくレーシングカーにあるべき荒々しく力強い印象を見事に両立していただいた作品です。日本のブランドにふさわしい、歌舞伎の隈取をテーマにされた作品で、「筋隈」という、力強さ、正義を表現するスタイルをモチーフにされています。難しいテーマにも関わらず、どのビューから見ても RX-VISION GT3 CONCEPT の造形に違和感なく溶け込んでおり、極端に和を表現するのではなくレーシーなイメージも伝わってくる。シンプルですが非常に難しいデザインに挑戦され、高い完成度で表現された点を評価いたしました。(前田育男)

 

 

<山内賞>

淺岡航平(あさおかこうへい)様(18歳、学生)

 

受賞理由:

普段、私たちがレースに出る時のリバリーは、どちらかといえば、そのクルマのプロポーションの欠点を隠すようなリバリーデザインにすることが多いです。左右の目が離れていればセンターにストライプを入れ、ボディが分厚くて印象が重たすぎるなら、上下で色を変えて薄く見せたり。そういう意味で、リバリーは「お化粧」に近いイメージを持っていますが、このRX-VISION GT3 CONCEPTは最初から完璧なプロポーションと美しいマスクなので、ほんのり薄化粧のこのデザインを選びました。私がレースをするなら、このリバリーで走りたいな、と思いました。(山内一典氏)

 

【優秀作品賞(3名)】

Gilles Motot(ジル・モット)様(フランス、37 歳)

「RESPECT ROTARY」

 

受賞理由:

ロータリーエンジンへのリスペクトをデザインに表現していただいた作品です。白と青の2トーンを左右非対称でデザインされており、緻密にグラフィックをコントロールされています。実は今回のリバリーコンテストで RX-VISION GT3 CONCEPTに白系のボディ色が似合うというのは我々デザインチームの新たな気づきでした。弊社100周年にちなんで過去のロゴマークや創業者松田重次郎の名をドライバー名に入れるなどの遊び心も取り入れていただいています。遠くフランスからマツダへの愛と期待を感じさせていただきました。(前田育男)

 

 

松澤敬太(まつざわけいた)様(33歳、会社員)

「THE -“M”」

 

受賞理由:

MAZDA の頭文字 M をモチーフにしたシンプルでありながら力強いテーマを感じさせる作品です。正面視で見た時には M がワイドなスタンスを強調し、また上方から見たときには、ボンネットからリアタイヤへののびやかなラインが現れます。非常にダイナミックでスピード感あふれるデザインだと感じました。(前田育男)

 

 

岡田衛(おかだまもる)様(25歳、会社員)

「POLYMETAL-RACER」

 

受賞理由:

ポリメタルグレーのボディ色を活かし、レーシーに仕上げていただいた作品です。有機的なRX-VISIONのボディとシャープな黒のグラフィックとの対比。それを白のピンストライプで際立たせることでより攻撃的に見せています。これ以上行くとビジーな印象を受ける、というギリギリのグラフィックバランスで、イエローの差し色もポリメタルグレーとの相性が良く、モダンな印象を感じました。(前田育男)

 

 

いかがでしたか?どの作品も個性的で素敵ですね。

思わず、グランツーリスモSPORTで走らせたくなる、素晴らしい作品をご応募いただき、本当にありがとうございました。受賞作品の詳細はこちらをご覧ください。

 

マツダは、近年注目を集める「デジタルモータースポーツ」*2 を愛好する幅広い層に向け、クルマを操る愉しさを感じていただき、より多くの皆さまにマツダのファンになっていただきたいと考えています。

そして、世界中のクルマ好きの皆さまがオンラインでつながり、国、地域、言語や世代といった枠を超えて同じ条件で楽しむことが可能な「デジタルモータースポーツ」を通じ、クルマ文化の発展に貢献したいと願っています。

 

▼「グランツーリスモSPORT」ホームページ

https://www.gran-turismo.com/world/news/00_3712295.html

▼「マツダ デジタルモータースポーツ」ウェブサイト

https://www.mazda.com/ja/innovation/digital-motor-sport/mazda-100th/#riverside

 

*1 グランツーリスモSPORT:株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメントから販売中のPlayStation 4用ドライビングシミュレーションゲーム

*2 マツダでは、FIA(Fédération Internationale de l’Automobile)や株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメントの提唱する「デジタルモータースポーツ」の呼称を採用しております。

カテゴリー:クルマ