「好きを探せる相棒」MAZDA2 BDストーリー
今年、MAZDA2で新たに設定した「BD」は、「自分らしく、自由な発想で、遊び心を持って」をイメージした新機種です。
2トーンのフルホイールキャップを新たに設定。
ボディカラーと異なる色も選べるルーフフィルムとドアミラーのカラーバリエーションを用意し、
200通りのカラーコーディネートが選択できるようになりました。
今回のブログでは、これだけの多様なスタイルを設定した背景を担当社員に取材。
さらに、その想いがどのように伝わっているのか。
お客様と対談を行いましたので、その内容をお伝えします。
「BD」が生まれた背景
商品企画担当の枝元 俊明(えだもと としあき)と、国内マーケティング担当の半田 龍一郎(はんだ りゅういちろう)に
どのような企画であったのか、話を聞きました。
枝元俊明 | 半田龍一郎 |
枝元:
現行のMAZDA2は、MAZDA DEMIOとして、2014年に発売しました。
マツダブランドのエントリーカーという、「コンパクトカー」としての役割を担いながら大きい車と遜色ない安全機能や航続距離などを確保。
コンパクトカーの既成概念を超えることに挑戦したモデルとして登場しました。
数多くの賞もいただき、お客様からも好評いただいています。
2014年9月11日の発表会
枝元:
発売から10年弱たったいま、あらためてMAZDA2について考えたとき、
エントリーカーとして、より多くの「若いお客様にもっと振り向いてほしい」という想いから若いお客様をフォーカスした「BD」を設定。
今回の商品改良の目玉としました。
半田:
改めて若いお客様の価値観はなんなのか、若手社員で構成したクロスファンクションチームで深堀をしていきました。
たどり着いたのは、「周囲との調和をとりつつも、自分らしさを追求したい」「自分の好きを探して、好きに浸りたい」ということでした。
所有するものを通じて、自分の好きを表現し、自分の好きなものを探したい。
そのようなお客様の要望に応える提供価値として、「好きを探せる相棒。」と定義しました。
枝元:
例えば、スマホケースのようなものは、スマートフォンを守るという機能は同じだったとしても、各々好みの色や形を選びますよね。
スニーカーなども最近は各パーツの色を個人の好みで選ぶことができます。それがクルマでもできないか、と考えました。
そのような中、スケートボードの世界に着目しました。
仲間達の多様性を認めあいながら、目の前の課題に挑戦していく姿勢や、
失敗しても技を鍛えて乗り越えていく考え方が今の若い人たちをとてもよく表現しているなと。
そして、スケートボードはパーツで自分好みの色を選び、ステッカーを貼るなどして、ひとつとして同じものがない。
それ自体が自己表現のひとつになっています。
何も手が付けられていない、素の状態のスケートボードを「Blank Deck(ブランクデッキ)」というそうです。
MAZDA2のグレード名「BD」はこの略称です。素の状態から、自己表現としてスタイルを作っていってもらいたいと考えました。
グリルやホイールキャップなど、細かに自分仕様にできる
半田:
なので、これまでのマツダではないスタイルのラインナップになりました。
デカールを選んだり、ホイールキャップの色を考えたりして。ぜひ楽しみながらご自身のスタイルを選んでほしいですね。
このようにしてうまれたBD。現在200あるスタイルの中から、2人のおすすめモデルをきいてみました。
枝元:
No.198が私の推しですね。これまでのマツダにないスタイルだし、サイドミラーのオレンジが気に入っています。
半田:
私はNo.066です。マツダを代表するソウルレッドにアクセントをつけているだけなのですが、それだけで雰囲気が変わるのが興味深くて、気に入っています。
オーナーインタビュー
お客様はどのような経緯でMAZDA2 BDを購入いただいたのでしょうか。
オーナーの上田(うえだ ) 様に直接お話し伺う機会を得ました。
上田様は九州出身の26歳。2022年の就職をきっかけに千葉県に移住されました。
趣味のひとり旅とサーフフィッシングをより楽しむために、車の購入を検討し始めたそうです。
枝元:
本日はお時間いただき、ありがとうございます。
上田様:
いえ、とんでもないです。まさかMAZDA2を担当された方と直接お話しできるとは思っていなかったので、とてもうれしいです。
半田:
上田様のMAZDA2 BDはどのスタイルですか?
上田様:
えーっとですねぇ・・・あ、あった。これです。No.040。
オフィシャルサイトで見てまず一目ぼれしまして。多分、このNo.076かな。
そこから自分好みに変えていって行きついたのが、No.040って感じですね。
オフィシャルサイトに掲載されたスタイル
上田様に購入いただいたスタイル
半田:
オフィシャルサイトも私が企画したので、そこからご興味いただいたっていうのは嬉しいですね。
上田様:
自分仕様のクルマにしていくとき、オプションを選ぶ時点ですでに楽しかったですね。ワクワクしました。
枝元:
納車後、実際に使用されてみて、いかがですか。
上田様:
とても気に入っています。なにより、自分と同じクルマがまずないこと。かぶらない。
私が住んでいる社員寮の駐車場に何台もマツダ車があります。MAZDA2も数台。でも、ほとんどソウルレッドです。
その中で自分のクルマだけテイストが違う。BDは私だけかな。
他のものと全く異なる「個性的」というより、「自分のクルマは少し違うぞ」という、「アンチ・没個性」というか。
自分だけの仕様であるっていうのがまた満足感がありますね。
半田:
今、SUVが大流行ですが、コンパクトカーの使い勝手はどうですか。
上田様:
サイズ感がちょうどいいです。釣りのポイントに向かう道って狭いことが多いのですが、心配なく運転できています。
MAZDA2は本当にほんとよく走りますよね。
ひとり旅が好きなので、納車後すぐに仙台まで走ったのですが、あまり疲れませんでした。
往路は高速道路だったのですが、復路は海岸沿いとか色んな道を走りたくなって、仙台から千葉まで全部下道を使いました(笑)。
他にも、鎌倉、日光、大洗とか。近所でも新しいお店ができたから行ってみるかぁって感じで。
思い立ったら遊びにいけたり、出先で発見したところに立ち寄ったりできるのがいいですよね。
MAZDA2は相棒的存在ですね。
思い立ってた場所にMAZDA2で旅をするのが上田様の楽しみ方
半田:
相棒としてくれているのは嬉しい限りです。お車見せていただいていいですか?
上田様:
はい、もちろん!
上田:
ディープクリスタルブルーのボディに1本デカールが入るだけで表情がずいぶん変わりますよね。
このデカールもよくみると途中でパターン変化がありますよね。芸が細かいというか、とても気に入っています。
あと、グリルにある黄色いワンポイントもおしゃれですよね。
枝元:
ホイールキャップはいかがですか。
上田様:
外観で一番気に入っているポイントです。すごく特徴的じゃないですか。他にない。
広い駐車場でも遠くから自分のクルマだってわかりますもん。
枝元:
目立つデザインですからね。アルミホイールより着色はしやすいので、特徴的にすることができます。
スチールホイールにホイールキャップ、ということに抵抗ありましたか?
上田様:
え、どういうことですか?
枝元:
スチールホイールは製造上の理由から、アルミホイールと違い特徴的な形状にしにくい。
なので、これまでのホイールキャップはアルミホイールを模したようなものが多かったのです。
値段もスチールのほうが安いので、どうしても「アルミホイールのほうが上」というような既成概念が生まれてしまいます。
上田様:
なるほど。
枝元:
BDでは、ホイールキャップは簡単に着脱できるという利点を活かして、着せ替え感覚で楽しめるようにしました。
実際、ホイールキャップを外してみると、また違うスタイルに見えます。
MAZDA2 BD のスチールホール+ホイールキャップ ラインナップ
ホイールキャップは簡単に取り外し可能
ホイールキャップ有無だけで印象が変わる
上田様:
確かに、それはむしろ嬉しいですね。
私個人はアルミとスチールで格の違いを感じることはないですし、脱着だけじゃなくて、違う色のホイールキャップを購入して、その日の気分で付け替えるのも面白いですね。4つのホイールをバラバラの色にしようと思えばできますよね。楽しそう。
枝元:
そう思っていただけると嬉しいですね。
半田:
使っていただいている中で、「こうしてほしい」って要望はなにかありますか?
上田様:
そうですね・・・強いて言うならグリルかな。MAZDA3のようなメッシュ状のグリルがあったら選択したかったですね。
半田:
あぁなるほど、色だけじゃなくて形状自体も選択したいってことですかね。
上田様:
そうですね。難しかったらデカールでもいいかもしれません。
グリル自体が単色なのでなにか遊びがほしいかな、とは思いますね。
半田:
なるほどなるほど…。今後にとても参考になります。ありがとうございます!
枝元:
なかなか実際のお客様と直接お話しできる機会はとれないので、大変貴重な時間でした。
ありがとうございました。
上田様:
いえこちらこそ、とても有意義でした。ありがとうございました。
今度は、長野の友人宅までドライブします。とっても楽しみです(笑)。
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今回の取材を通じて、MAZDA2 BDがアクティブな上田様のライフスタイルをより楽しいものになるお手伝いができていることがよくわかり、大変嬉しく感じました。
社員の刺激にもなりました。上田様、改めてありがとうございました。
MAZDA2の開発コンセプトは「好きを探せる相棒。」です。
より多くのお客様に自分らしい1台を選んでいただき、カーライフを楽しんでいただけたら幸いです。
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