資生堂とのコラボレーションにより生まれたフレグランス「SOUL of MOTION」が、iFデザイン賞のパッケージ部門金賞を受賞
マツダのデザインを、五感で感じていただきたい――
その想いのもと、株式会社資生堂がマツダのデザインテーマ「魂動」を表現したフレグランス「SOUL of MOTION」(ソウル オブ モーション:非売品)が、ドイツ「iFデザイン賞」パッケージ部門の金賞を受賞しました。
「iFデザイン賞」は、iFインターナショナル・フォーラム・デザインが主催し、世界中の製品やサービス等から優れたデザインを選定するもので、世界的に定評のあるデザイン賞のひとつです。
造形や外観の美しさ、デザインの独創性に優れていることはもとより、機能面における使いやすさや品質など、商品価値を総合的に認められた製品に授与されます。
「プロダクト」「パッケージ」「コミュニケーション」「インテリア/内装建築」「プロフェッショナルコンセプト」「サービスデザイン」「建築」の7部門から構成され、このたびフレグランス「SOUL of MOTION」は、パッケージ部門において金賞を受賞しました。
(3/10にドイツ・ミュンヘンで行われた受賞式の様子:左から、マツダ 常務執行役員:前田 育男(まえだ いくお)、資生堂 宣伝・デザイン部アートディレクター:川合 加奈子(かわい かなこ)氏、資生堂 宣伝・デザイン部 デザイナー:村岡 明(むらおか あきら)氏、iFインターナショナル・フォーラム・デザインCEO ラルフ ウェイグマン氏)
審査員の方からは、「マツダのデザインコンセプト『魂動』(こどう)が独創的に表現されており、フォルムと機能に純粋さと調和性を備えた外カバーはそれ自体が芸術品(アート)のようである」という評価をいただきました。
業界の垣根を超えて、資生堂の皆さんとともに挑戦させていただいたことに心より感謝申し上げるとともに、今回の受賞をご一緒できたことをとても光栄に思います。
「いままでにない発想で、できないことからスタートしてほしい」
資生堂の真摯な製品づくりに、かねてから共感を覚えていたマツダ。
常務執行役員であり、デザイン・ブランドスタイルを担当する前田が、資生堂にフレグランスの制作を依頼したときの言葉です。
制約を取り払い、大胆な発想でデザインする―― その方針のもと、両社の共同プロジェクトがスタート。
商品としてではなく「アート作品」として、資生堂のクリエイターが香りとパッケージの表現に挑戦しました。
フレグランスのガラスボトルとステンレスの外カバーには、生命感をカタチにするというマツダのデザインテーマ「魂動」の世界観が表現されています。
それは、無駄な要素を徹底的に削ぎ落としたところに生まれる、シンプルで研ぎ澄まされた造形。
日本で脈々と受け継がれる伝統工芸やモノづくりの精神にも通じる、「日本特有の美意識」。資生堂とマツダのクリエイティブに、共通して息づく思想です。
異業種でありながら、「香りを芸術まで高めたい」という資生堂に受け継がれる精神と、「クルマはアート」とするマツダデザインの志が共鳴し、このフレグランスが誕生したのです。
今回の受賞を受けて、資生堂の宣伝・デザイン部 チーフクリエイティブディレクター 信藤 洋二(のぶとう ようじ)氏は、「このような栄誉ある賞をいただき、大変光栄に思っています。マツダと資生堂がお互いに持ち合わせている『日本の美意識』を昇華し、現在進行形の思想・哲学をイメージするプロダクトを共創できたこと、そして、その結果を世界で認めていいただけたことに大きな喜びを感じています。」と述べています。
(資生堂 信藤 洋二氏。フレグランスをお披露目した、2016年8月オートモビルカウンシル会場でのトークショーにて。詳細はこちら
また、マツダの前田は、「老舗のブランドとして様々なチャレンジを行いながらも、美に対して徹底的にこだわる独自のものづくりのスタイルを守り抜かれている資生堂と一緒にものづくりに挑戦できたことは本当に光栄なことでした。そして、この挑戦から生まれたフレグランスが名誉ある賞をいただいたことは、私たちにとっても大きな喜びです。」とコメントしています。
2017/10/20 編集部より:
マツダは、10月27日よりマツダのデザインテーマ「魂動」(こどう)を表現したフレグランス「SOUL of MOTION」をマツダオフィシャルウェブサイトにて発売します。(発売元:マツダエース株式会社)
詳しくはこちらをご覧ください!
https://www.mazdacollection.jp/i/BH9763
マツダのデザイン思想を五感で感じていただけるこのフレグランスが、皆さまの人生をさらに豊かにする一助となることを、心より願います。
▼マツダオフィシャルサイト
~クルマに命を宿す、デザインの力。マツダのデザイン思想について~
http://www.mazda.co.jp/beadriver/design/thought/01/