MAZDA BLOG
2014.6.3

【人とくるまのテクノロジー展】ロータリーエンジンを利用した「デミオREレンジエクステンダーEV」(試験車両)を展示!

みなさん、電気自動車、と聞いたらどんなイメージを思い浮かべますか?
環境に優しい、エコ、クリーンなイメージ・・・
反対に、あまり遠くまでは走れないというイメージを浮べる人もいるかもしれません。

マツダには、そんなイメージを払しょくする1つのアプローチ方法があるんです。
今日は、その取り組みをお披露目したイベントについてレポートしますね!

舞台は、パシフィコ横浜(神奈川県横浜市)。5月21日~23日まで、日本最大の自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展」(自動車技術会主催)が開催されました。この展示会には、自動車業界の関係者を中心に、たくさんの人たちが来場します。今年の来場者数は約8万7千人(主催者発表)でした。

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マツダは、技術開発長期ビジョン「サステイナブルZoom-Zoom宣言」に基づき、クルマの基本性能となるパワートレインの効率改善や車両軽量化などのベース技術を優先的に改善した上で、段階的に電気デバイスを組み合わせていく戦略をとっています。

今回は、マツダの電動化技術の着実な進展を広く知っていただくために出展しました。
ちょうどブースが角地だったということもあり、会場内を往来するたくさんの方に展示物を見ていただくことができました!

この赤いクルマは、「デミオREレンジエクステンダーEV」 ※試験車両
ちょっと長い名前ですが、覚えて下さいね^^これが、ブログ冒頭でお伝えしたマツダの「1つのアプローチ」の形なんです!

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デミオEV(電気自動車)に、RE(ロータリーエンジン)を発電用の動力として利用するレンジエクステンダー※1を搭載しています。

こちらが、台座にのったREレンジエクステンダーのユニット。デミオEVのリアアンダーフロア下に搭載します。別の機会に撮影した写真も一緒にご紹介!

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デミオEVの航続距離は、JC08モードで200kmなのですが、これを搭載することで、約2倍にのびます※2。(10L弱のガソリンタンク満タンの場合)。また燃料が少なくなったら、給油して走り続けることができるため、バッテリー切れの心配がなくなるんです。イベント3日間で9回、この技術内容を紹介する機会を設けたところ、毎回多くの方々に集まっていただきました。
※1 電気自動車の航続距離をのばすため、EVバッテリーに充電する発電用エンジンを車載したシステム
※2 レンジエクステンダーでどのくらい航続距離が延びるかはタンク量で決まります

このユニットに搭載されているロータリーエンジン部品も、「デミオREレンジエクステンダーEV」の後ろ側に展示。部品を囲み、興味津々に話し込む方も多く見られ、、REへの期待の大きさが窺えました。

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また、新型アクセラのラインナップの1つである「アクセラハイブリッド」も出展しました。

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展示だけではなく、実際に来場者の方に試乗もしていただきました。自動車技術会主催の電動車両試乗会の一環で、試乗コースは会場周辺の公道。アクセラハイブリッドに試乗いただいた方からは、「走って楽しく、マツダらしいクルマだと思う。是非、購入を検討したい」と感想を寄せていただきました!ありがとうございます^^

 

他にも、新世代クリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D」と、マツダハイブリッドシステム「SKYACTIV-HYBRID」も展示。
SKYACTIV-Dでは、第64回自動車技術会賞「技術開発賞」をいただきました!
▼受賞の詳細はこちら!http://www.mazda.com/jp/publicity/release/2014/201405/140521a.html

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今回、マツダブースにお越しいただいた方々からは、「ベース技術の効率改善を最優先で取り組んでいく、というマツダの戦略に共感できる」、「マツダ車は、しっかりと造り込まれているのに、車両価格も高すぎず、非常に好感が持てる」などなど、嬉しいご意見やご感想をいただきました。

皆さまの声を励ましに、マツダは、これからも優れた環境性能と走る歓びを追求し続けます。
応援のほど、どうぞよろしくお願いいたします!

カテゴリー:イベント