MAZDA BLOG
2015.5.12

マツダの挑戦のDNAは新入社員にも継承されている!!~旋盤社内技能競技会 優勝者は新入社員!~

5月になり、新入社員の皆さんはそろそろ職場に慣れてきた頃でしょうか^^
この春、マツダにも553名が入社し、社内にはフレッシュな笑顔があふれています。

マツダ本社工場では、主に若手社員を対象とした各種技能の「社内技能競技会」を年1回開催しています。

今回は、2月20日に行なわれた「旋盤(せんばん)社内技能競技会」で、新入社員で優勝を成し遂げた2014年入社の平野将志(ひらのまさし)さんをご紹介します!なんと新入社員が優勝したのは大会始まって以来の快挙!

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早速、会ってみると、新入社員とは思えないしっかりとした印象。

それもそのはず、平野さんは現在、本社工場でCX-5、CX-3やデミオなどに搭載されるクリーンディーゼルエンジンの主要部品の一つを加工するラインで活躍するラインリーダー。新入社員でリーダーというのも異例のこと!

入社当時の事を聞くと、
「工業系の知識は全く無かったのですが、不安はありませんでした。むしろ、今まで経験したことのないことが始まるというワクワク感でいっぱいでした!」と、とてもポジティブな平野さん。

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マツダでは、新入社員にはペアコーチが付き、二人三脚で仕事だけでなく、私生活のアドバイスもするんですよ。そして平野さんのペアコーチに任命されたのが入社4年目の松崎拳弥(まつざきけんや)さん。

「ペアコーチとして誰かを指導するのは今回が初めてでした。自分が新入社員だった頃に教わったことを思い出しながら指導しました。平野さんは飲み込みもはやく、通常は1年かかるところを8か月で独り立ちしました。」

旋盤社内技能競技会出場を上司から勧められたとき、それまで旋盤に触ったこともなかったため、松崎さんに相談。「経験になるから、勉強の為にも出てみるといい。」と背中を押され、「自分に旋盤ができたら生産に携わる中できっと役に立つ!」と、挑戦することを決めたそうです。

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(写真:「仕事以外でも、一緒にご飯を食べに行ったり、部活の練習などでよく結構顔を合わせています。(笑)」と、仲のよさが伝わる二人)写真右から平野さん、松崎さん

そして“優勝”という高い目標を掲げ旋盤に挑戦する日々が始まりました。専任コーチは工務係で生産ラインの改善を担当されている池内克好(いけうちかつよし)さん。

「初めて旋盤をさわりましたが、ワクワク感が勝っていたのか、不思議と不安はありませんでした。池内さんは大先輩ですが、気軽に話しかけてくれて優しい。でも、安全面ではとても厳しく叱ってくれます。旋盤について習う事だけではなく、順序立てて効率よく仕事を進めていく考え方も教わりました。これは他の仕事にも応用でき、今とても役に立っています。」

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(左写真:平野さんを指導する池内さん、右写真:旋盤。工作物を回転させながら、その工作物に刃物を押し当てて、円筒に削ることを目的とした工作機械)

「日曜日は朝から晩まで練習しました。平日昼勤の時は、毎日残業時間からラインを離れて自主練習をしていたので、生産ラインには私の代わりに上司・職場のメンバーが入ってくれました。集中して練習に取り組むことができ、良い結果が出せたのは職場のサポートがあったからなんです!」

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(右写真左:旋盤競技会の課題(加工前) 右写真右:旋盤競技会の課題(加工後)

「練習の中で一番の思い出は、満足いくネジ切りが成功したことです。加工時のネジ山のわずかなムシレ(微小な欠損のこと)が、ネジ模範にはめた時の微小なガタとなります。制限時間の中で良い加工精度を実現させるため、とことん納得いくまで練習を繰り返し、最後の練習の時に初めて時間内で納得のいくネジ形状が出来ました。この時、自信を持てたことで競技会本番も上手くできたのではないかと思います。努力は絶対裏切らないということを実感しました。」

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そんな平野さんにとって生産ラインで働くことの魅力、働き甲斐とは?

「お客様をお待たせすることなく、クリーンディーゼルエンジンをお届けしたい。日々の生産数の目標を達成できた時に達成感、働き甲斐を感じます。それと、毎日いろんなことを覚えて、その覚えたことを活かして生産性の改善、品質の改善ができた時にも達成感を感じます。」

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そして目標とする人物像を尋ねると、
「将来は松崎さんのような人を目指したい。松崎さんは私のペアコーチでありながら、もう一人のラインリーダー。このラインのことを一番よく知っている。指示が的確で、みんなをまとめるのがうまい。人間的な魅力もある。早く追いついて、いつか越えたい!」

さらに、「松崎さんはマツダのサッカー部の先輩。しかもポジションも同じディフェンスです。仕事だけでなくサッカーも出来る人なんですよ!サッカーの目標はチームとして広島県1部リーグの上位になること。仕事もサッカーも一緒に頑張っていきます。」とキラキラした眼差しで語ってくれました^^

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(写真:マツダサッカー部のみなさん。2番が平野さん、7番が松崎さん)

旋盤競技会で優勝したばかりの平野さんですが、もう次の目標として旋盤の技能検定に向かってスタートされています。大会や検定など挑戦することが大好きで、仕事でもサッカーでもどんどんレベルアップしていくのが楽しくてしかたないとのこと^^

最後に今年の新入社員へ一言おねがいします!

「マツダ本社工場では、旋盤以外にもエンジン組立や塗装などの社内競技会を通じて若手社員が技能・技術を伸ばせる場があり、努力を重ね仲間たちと日々切磋琢磨しています。僕はやった分だけ自分の為になると信じて、これからも様々な事に挑戦していきます。最初から上手にできる人はいません。失敗を恐れずにまずやってみること、チャレンジすること。これを伝えたい。皆さんも、一緒にがんばりましょう!」

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(写真:「自分が生産に携わったエンジンを搭載したCX-3を購入しました!!走る歓びを実感中です^^」)

マツダはこれからも「モノ造り」の歓びを大切に、お客様に確かな商品をお届けしていきます。

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▼「ものづくりは人づくりから」社内競技会での若手技能者の成長をご紹介!(マツダ公式ブログ)
https://blog.mazda.com/archive/20131024_01.html

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