タイの新トランスミッション工場で「SKYACTIV-DRIVE」生産を開始しました!
タイ王国チョンブリ県に建設した新工場「Mazda Powertrain Manufacturing (Thailand) Co., Ltd.」(MPMT)で、トランスミッションの量産を開始しました。新工場の正門はこちら。タイの澄み渡った青空にマッチした、白を基調とした建屋です。
事務所棟は「タイと広島の融合」をイメージし、タイの寺院や広島の厳島神社に用いられるような「縦格子」ファサードを採用しています。
工場棟は、屋根や外壁の一部に透過性のある材料を用い、自然採光を工場内に多く取り入れ、照明負荷を下げるなど、自然エネルギーを有効活用した地球環境に優しい工場となっています。
また、働くひとのため、訪れるひとのために、「見るひとに感動を与え、働くひとが誇りに感じることができるたたずまい」を目指すなど、マツダのタイ国内における新たな生産拠点ならびにブランド発信施設として計画しました。
この様な想いを込めて計画した新工場(MPMT)で生産を開始した新型自動変速機「SKYACTIV-DRIVE」は、「走る歓び」と「優れた環境・安全性能」を両立するマツダの新世代技術「SKYACTIV技術」の大切な柱の一つです。
40万基規模の年間生産能力をもつMPMTの稼働により、マツダの「SKYACTIV-DRIVE」のグローバル年間生産能力は、防府工場のトランスミッション工場と合わせて約154万基となります。
そして、MPMTで生産するトランスミッションは、マツダのグローバル生産拠点で、新型「Mazda2」(日本名:デミオ)、新型「Mazda3」(日本名:アクセラ)や「マツダ CX-5」などに搭載されます。
量産開始にあたり、川上英範(かわかみ ひでのり)MPMT社長兼CEOは、このように語りました。
「これまでに30名を超える現地エンジニアおよび管理監督者をMPMTからマツダの防府工場および本社工場に派遣するなど、高品質なユニットの生産に向けて取り組んできました。
今回の量産開始により、日本と同等のクオリティを持つ新型自動変速機『SKYACTIV-DRIVE』をグローバルに供給できる生産体制が構築でき、大変うれしく思います。
今後も、タイの自動車産業を支えリードする人材を育成し、タイの方々と共に、タイ経済の発展に貢献できるよう取り組んでいきます!」
マツダが2012年2月に発表した「構造改革プラン」の中で重要施策の一つとして掲げた「グローバル生産体制の再構築」。今回のMPMTでのトランスミッション量産開始もその一環と位置付けています。
さらに、SKYACTIV技術を搭載した車両の導入も計画通り進めており、2016年3月期にはマツダ車に占めるSKYACTIV技術搭載車の比率が85%以上となる見通しです。
今後もマツダは、高品質なクルマづくりを含め、お客さまとの様々な接点を通じて、お客さまの人生をより豊かにし、お客さまとの間に特別な絆を持ったブランドになることを目指してまいります!
▲ニュースリリース
http://www.mazda.com/jp/publicity/release/2015/201501/150113a.html