2012.10.3
【メキシコ新工場 現地レポート#7】
みなさん、『メキシコ』と聞いて、どんなものを思い浮かべますか?
雄大な砂漠とサボテン、そして、ソンブレロとテキーラを連想される方も多いかもしれません。
そんなメキシコのサラマンカ市に建設中のマツダの新工場。現地でのちょっとしたエピソードをお伝えしたいと思います。
第一回目の今日は、社会貢献活動を通じた、現地の方々との交流についてお届けします。
メキシコの山です(↓)。サボテンが、草木と競うように、のびのびと育っています。緑豊かに見えるこちらの山ですが、雨季以外は雨が少なく、メキシコでは水はとても貴重。特に雨水は重要な資源です。
そんな環境の中、工場建設や自動車生産で、多くの水を使わせていただくので、マツダでは水源保全活動に積極的に取り組んでいます。どんな水源保全活動かと言うと、雨水を無駄なく活用するために、山に雨水を貯める『貯留溝』を作るのです。その数なんと、100haに30,000箇所!
その全てを重機を使わず手作業で進める大変な作業ですが、作業現場のみなさんは陽気で、笑顔が絶えません。ランチだってみんなで作ります。今日のメニューはタコスです!トルティーヤはその場で焼きます。山の中で食べる、焼き立てトルティーヤは香ばしくて、最高です。
この活動を40年にわたり続けているバルティエラさんは、地域の小学校で水の保全や環境に関する教育活動にも力を入れています。ささやかではありますが、有志から送られた日本の学習帳を地元の小学校に寄付する活動なども行っています。
地元の方々からご協力をいただきながら、順調に建設作業を進めています。これからも、現地から新しい情報が届きましたら、ご紹介しますね。
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