「技能五輪全国大会」金メダリストの素顔にズームイン!
明けましておめでとうございます(少し遅いですが・・・汗)。
本年もどうぞ、よろしくお願いします!
新年1回目の今日は、「五輪のメダリスト」をご紹介します。
五輪は五輪でも、職業技能を競う「技能五輪全国大会」。これは、職業訓練の振興と技能水準の向上などを目的とした大会で、昨年10月に長野県で開催されました。マツダからは4種目9名が参加し、7名がメダルを獲得しました。
「曲げ板金」職種では、金、銀、銅メダルを独占!「自動車板金」職種は銀メダル、「旋盤」職種は銀メダルを獲得!皆さんキリっとして、りりしいです☆
今日は、金メダルを獲得した、「曲げ板金」の中島貴志さんの素顔にせまってみたいと思います。カメラを向けられ、ちょっとハニカミ気味で、作業中の中島さん^^
「曲げ板金」と言っても、私達の普段の生活ではあまり聞き慣れない言葉ですよね。
これは、「切る、たたく、曲げる、つなぐ」といった作業によって、平面板材から立体製品を製作する精度を競う職種なのです。曲げ、溶接、正確な図面の読み取りといった、様々な技と経験、感度が必要とされるのです。
中島さんは、1枚の板材から、こんなに(↓)美しい曲線の部材を製作。すごいです!
この「曲げ板金」の技術は、新車開発での試作車製作に活用されるもので、その他にもクラシックカーやレジェンドカーの復元にも活躍する技術です。マツダ787Bをレストアする際にも使われた技術なのです。
同僚も一目を置く卓越した技能を持つ中島さん。2010年の入社以来、メダル獲得を目標に毎日練習を続けてきたそうです。練習がつらい時期もあり、何度か出場を辞めようと思ったこともあったとか。そんな時、思いとどまれたのは上司や仲間からの励ましがあったからだそうです。「上司から褒められることなんて、ないですよ」と笑いながら語る中島さんですが、上司や同僚との温かい関係が伝わってきました。
プライベートでは、マツダ野球チーム バイオレンツに所属し、なんとピッチャーだそうです!小学生のとき野球を始め、中学生からずっとピッチャー。ピッチャーとして大切なものは「ここ一番という時の集中力」だそうです。野球で培った集中力が、大会での8時間という長期戦には欠かせないものだったそうです。
中島さんは、2013年7月に開催される第42回技能五輪国際大会(ドイツ・ライプツィヒ大会)に日本代表として出場予定です。今後とも、ご声援よろしくお願いします(^-^)/
今回ご紹介しました「曲げ板金」を分かりやすくまとめた動画がありますので、ご興味がある方は、こちらもどうぞ♪(中央職業能力開発協会制作)