ルマン優勝25周年記念を多くの方々にお祝いしていただきました。~IMSAウェザーテック選手権ワトキンスグレン6時間レース~
みなさん、このカラーリングのレーシングカー、見覚えがある方はいらっしゃいますか!?
モチーフとなったのは、1991年のルマン24時間耐久レースで優勝した「マツダ787B」。このクルマのカラーリングを再現したレーシングカーが、「IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権」に登場しました!
(1991年、第59回 ル・マン24時間耐久レースで優勝した「マツダ787B」(写真 左)と表彰式の模様(写真 右))
「IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権」はアメリカ最高峰のスポーツカーレースシリーズ。マツダUSAの公式レーシングチームである「マツダ・モータースポーツ」が出場しています。
「IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権」のシリーズ第6戦となる「ワトキンスグレン6時間レース」では、「マツダ・モータースポーツ」の2台が参戦。
25年前の6月に開催された、ルマン24時間耐久レースの優勝から25周年を記念したカラーリングが施されました。カーナンバーも当時と同じ「55」です!
(写真 左:ワトキンスグレン6時間レース参戦車、写真 右:ル・マン24時間耐久レース優勝車)
このシリーズには、同じくマツダUSAからカーナンバー「70」の車両も参戦しており、こちらはソウルレッド、マシングレー、そしてシルバーに塗り分けられています。
この2台は、マツダ・モータースポーツの挑戦の歴史と、現在を表わしています。
ドライバー達はそれぞれのマシンのカラーリングにちなんだレーシングスーツを着用して、レースに臨みました。
マツダUSAのモータースポーツ担当ダイレクターのジョン・ドゥーナンは、今回の試みについて次のように語っています。
「世界一過酷なルマン24時間レースでマツダが優勝した25年前の出来事は、衝撃的でした。17回目の挑戦でついに掴んだ優勝でした。その時のマツダ787Bが纏っていたこのアーガイル模様は、今やマツダの挑戦スピリットを象徴するデザインとして定着しています。今回のカラーリングは、先輩たちの偉業に敬意を表すとともに、”飽くなき挑戦=ネバーストップチャレンジング”精神を示したかったのです。」
55号車のドライバーの中で最年長のジョナサン・ボマリートは、「このカラーリングのマシンに乗れることは大変光栄です。マツダがルマンで優勝した時、僕はまだ8歳の子ども供でしたが、ビビッドなカラーリングのマツダ787Bの写真やモデルカーをよく目にしたことは覚えています。
マツダ787Bのような印象深いマシンは、世界でも珍しいと思います。ロータリーエンジン特有のあのエキサイティングなエクゾーストサウンドもそうです。これらは、マツダがいかに何事にも独自の方法で立ち向かうユニークなカーメーカーであるかということを示しています。」と話しています。
2台のマシンがサーキットへ到着し、トランスポーターのリフトから降ろされる際には、メディアの方々にも撮影していただきました。
レースにも出場され、長い間RX-7を乗り継いでいただいたオーナーさんは、
「1991年のあの日のことは忘れるはずもありません。今回あのカラーシングのマシンが走ると聞いて、いてもたってもいられず飛んできました。独自の方法でチャレンジするマツダにはこれからも大いに期待しています」と興奮気味に話していました。
レースは55号車が予選2番手から、70号車が5番手からのスタート。55号車は一時トップを快走する活躍を見せましたが、トラブルにより残り時間30分のところでリタイア。また、70号車は、5位という結果でした。
ドゥーナンは最後に、「今日という日は私たちのものではありませんでしたが、ルマン優勝25周年記念カラースキームに恥じない走りができたと思います。また明日から優勝を目指して頑張りますので、是非引き続きサポートをお願いします。”ネバーストップチャレンジング” これこそが大事なのです」。
最後に、ワトキンスグレン6時間レースを戦うマツダUSAの雄志を動画でご紹介します。ぜひご覧ください。
マツダオフィシャルブログでは、マツダUSAの様々なモータースポーツ活動をご紹介しています。
▲マツダUSAオフィシャルチーム「マツダ・モータースポーツ」 ~20歳のエースドライバーが志す「飽くなき挑戦」スピリット~
https://blog.mazda.com/archive/20160708_01.html (マツダオフィシャルブログ)
▲雷が鳴り響くセブリング12時間レースは大荒れの展開に! ~日本人女性レーサー井原慶子選手も出場しました~
https://blog.mazda.com/archive/20160408_01.html (マツダオフィシャルブログ)
▲【デイトナ24時間レース】マツダUSA公式チーム、プロトタイプ2台で参戦しました。
https://blog.mazda.com/archive/20160225_01.html (マツダオフィシャルブログ)
(写真:マツダのDNA「飽くなき挑戦」が刻まれた記念碑(三次自動車試験場))