日常を豊かにする with MAZDA2:①フラワーデザイナー&カラーデザイナー対談
2019年9月12日に販売を開始した、「日常を豊かにする上質なパーソナルカー」がコンセプトの「MAZDA2」。
その「日常を豊かにする」をテーマに、フラワーデザイナーの秋貞 美際(あきさだ みぎわ)さんをお招きした対談を行いました。
お相手は、MAZDA2のインテリアを担当したマツダ デザイン本部プロダクションデザインスタジオのカラーデザイナー吉田 早織(よしだ さおり)。
今回のブログでは、その対談の内容をご紹介します。
<秋貞 美際さん>
もともと大手IT企業で秘書をされていたところ、フラワーデザイナーを目指して一念発起。フランスでの修行を経て、現在は東京の麻布にお店を構えています。
転身のきっかけは、「作業でなくて仕事としてやりなさい」という、当時の上司の言葉だったそう。ただ何も考えずに手を動かすのが「作業」で、きちんと自分で考えて自分で判断して行動に移すのが「仕事」。秘書として、花を手配することが多々あり、その時に「仕事」として、相手の気持ちを考えながら細かにオーダーができるようにと、花の勉強を始めたのだそうです。
花とクルマのインテリア、「日常を豊かにする」共通性はどこにあるのでしょうか?
また、MAZDA2のインテリアから着想した、秋貞さんによるハーブのアレンジメントとのコラボレーションもお楽しみください。
目次
La Vie Est Belle=人生は美しい
秋貞さんは「日常を豊かにする」ことについて、どのような考えをお持ちですか?
「同じ時間でも、どう過ごすか。気持ちや価値の置き方で、豊かさが大きく変わると考えています。
花を飾る時間も、クルマで移動する時間も、すべてにおいて言えることではないでしょうか。」
特に印象に残っているのが、フランスにいた頃のこと。フランス人は、日常を楽しむのが上手だと感じたそうです。
「例えば、夕食の時。豪華な食事や花などすべてを一から買いそろえる、のではなく、ジャムの空き瓶にお庭からとってきた草木でデコレーションし、その中に花を飾ったりするんです。食卓とお庭の時間をつなげ、飾る過程も楽しむ。ちょっとしたことですが、身の回りのものを工夫して豊かな気持ち、生活を楽しむのがとても上手なんです。
フランス人は、今この瞬間が自分の人生のひと時なんだという意識が、とても強いと感じました。フランス語で『La Vie Est Belle(ラ ヴィ エ ベル)=人生は美しい』という言葉があります。本当に食事の時でも移動の時でも、自分の人生が美しくなるように時間を大事にしていましたね」。
「時間を楽しむ」MAZDA2のインテリアカラー
同じように、MAZDA2のインテリアカラーでも「時間を楽しむ」ことに注力して作り込んだそうです。
「MAZDA2のインテリアでも、『時間の過ごし方』に着目していました。クルマの中でどういう時間を過ごしてもらいたいか、どういう気持ちになってほしいか、まで考えながら空間を造り込みました」と、吉田は応えます。
「MAZDA2では、『光と陰で見せるアート表現』というコンセプトのもと、3つのインテリアを展開しています。
それぞれ朝・夕暮れ・夜と、一日の光と影の移ろいを感じさせる情景を世界観に落とし込んでデザインしています。また、その世界観を元に、上質で居心地の良い空間を作り上げるための素材や仕立てにしながら、メインカラーを引き立てるカラーコーディネーションとして個性を持たせました。
乗る人のライフスタイルにあった、インテリア空間を選んでいただけます」。
それでは、各インテリアカラーの詳細と、秋貞さんによるハーブのアレンジメントをご紹介します。
ブルーグレー × ゼラニウムとミント
夜明けの澄んだ空気感を表現する、ブルーグレーをメインカラーとしたレザー仕様となっています。
光が当たると華やかな印象で、陰るとクールさが際立つ、光の移ろいによって豊かな表情を演出する個性的な色。 これに上質なブラックのスエード調素材、ピュアホワイトのアクセントと合わせてモダンで都会的な空間に仕上げています。 乗る人の一日の始まりを後押ししてくれるような、そんなイメージです。 (吉田) |
朝ということで、1日の始まりを予感させる、爽やかな香りが特徴のゼラニウムとミントを選んでみました。
私は仕入れの時に花をガサっと荷室に詰めて運ぶのですが、その時に後ろから漂ってくる香りが、すごく好きなんですね。 季節や気分に合わせて自分らしい空間に花を添えてくれます。 (秋貞さん) |
ネイビー × ローズマリー
メインカラーは、ファブリックの織りでこそ表現できる、深みのあるネイビーブルー。
そこにシャープな印象のウォームシルバーを組み合わせ、日が沈み夜になる前のような深く落ち着いた空間の中に、凛と引き締まった空気感を演出しています。 また大きな空間の広がりを感じられるよう、深い味わいのあるブルーブラックのファブリックをシートからドアまでに使い、コンパクトカーとしての域を超えていくような空間構成に仕上げました。 (吉田) |
夕暮れ時ということなので、一日外で活動していたところから家に帰る、自分自身に戻るというようなイメージだったので、ローズマリーを合わせました。
ローズマリーはよく料理に使われるハーブで、外から帰ってきて夕食に向かうような、落ち着くあたたかい気持になってもらいたいという思いで選びました。 (秋貞さん) |
ブラウン × ラベンダーとアフリカンブルーバジル
クールなブラックに豊かな深みのあるブラウンを加えることで、夜の室内で間接照明に照らされるようなシックな大人らしさと柔らかな心地よさを感じる、味わい深い空間を表現しています。
また、ブラックのファブリックにブラウンの糸を織り込むことで、空間全体で色の繋がりを感じる構成にしています。 (吉田) |
リラックスした室内にいるイメージなので、ラベンダーとアフリカンブルーバジルを選びました。
ラベンダーだけだと落ち着きすぎるので、そこに少しスパイスのきいたピリッとした印象をつけて大人っぽさと落ち着きを表現しました。 (秋貞さん) |
普段はなかなかクルマに花を置くことはありませんが、インテリアカラーに合わせて花や香りを選んでみるのも面白いですね。それぞれの意味も重なれば、より日常を豊かに感じられるかもしれません。
みなさまに合う、MAZDA2のインテリアカラーはどれでしたか?そして自分に合うクルマに、自分の好みのものを置いて、日常の中のちょっとしたことを楽しんでみてはいかがでしょう?
■マツダオフィシャルウェブサイト
MAZDA2「インテリア」
https://www.mazda.co.jp/cars/mazda2/interior/
■マツダ公式ブログ:MAZDA2関連記事
「MAZDA2」の予約受注を開始 ― 日常を豊かにする上質なパーソナルカー ―
https://blog.mazda.com/archive/20190718_01.html