MAZDA BLOG
2022.8.5

2代目デミオの発売から20年を迎えます!

2代目デミオ(2002年8月発売)

 

8月7日は、2代目デミオ(海外名:Mazda2)が国内で販売を開始した誕生日です。
今回のブログではデミオの歴史を振り返ります!

 

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自由型ワゴン 初代「デミオ」誕生

初代デミオ

 

1996年8月に発売された初代デミオは、街中でも扱いやすいコンパクトなサイズながら、高いユーティリティ性能を持つ新ジャンルのワゴン。
「マルチパーパス・コンパクト」を開発コンセプトにした、日常ユースから週末のレジャーユースまで幅広い場面で多彩な使い方ができる自由型ワゴンの提案でした。

 

後席ダブルフォールディング機構によって広い空間を確保

 

初代デミオは、全長3800mm、全幅1670mmの取り回し性に優れるサイズとしながら全高を立体駐車場に収まる1535mmとし、後席のシートスライド機構やダブルフォールディング機構をはじめ多彩なシートアレンジと広い荷室空間を確保。
自由な使い方ができファミリーカーとして十分な資質を持つデミオは、幅広い年代のお客さまに新しいコンパクトカーとして受け止められ、発売から年々販売台数を伸ばし、3年目に年間販売台数10万台を超える好調なセールスを記録しました。

 

 

バリエーション豊かな2代目デミオ

 

2代目デミオ スポルト

 

2代目のデミオは、2002年8月7日に発売。
MZRエンジンを搭載し、プラットフォームを刷新。
高効率なパッケージングを進化させながら、躍動的なエクステリアデザインと上質空間、クラストップレベル走行性能と安全性能を備えました。

お客さまの多彩なライフスタイルに応えるために、3つの個性的なラインナップを用意。
お洒落で快適なインテリアを提案する「COZY(コージー)」はクローズ時にも心地よい光を通す電動ホワイトキャンバストップを設定。
またスポーティ仕様「SPORT(スポルト)」では、アクティブマチックATの採用などによりアクティブさや躍動感を表現しました。

2006年9月末には初代から累計で生産100万台を記録します。

 

Mazda2(欧州仕様)

 

なお、初代デミオは海外ではMazda 121として販売していましたが、2代目デミオから「Mazda2」の車名に。
フォード社のスペイン バレンシア工場での生産も行いました。
欧州市場ではガソリンエンジンに加え、コモンレール式1.4Lディーゼルエンジンも設定しました。

 

 

国内外から高い評価を集めた3代目デミオ

初のSKYACTIV-Gエンジン搭載車(13-SKYACTIV)

 

2007年7月発売の3代目デミオは、新しい時代の価値観を見据えたパーソナルなコンパクトカーに進化。
コンパクトなボディに躍動感あふれる造形を凝縮、新開発の自然吸気1.3Lミラーサイクルエンジンを搭載。
また、先代比で約100kgとなる大幅な車重の軽量化も行いました。
2008年には「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞しました。

 

大幅な燃費向上のキーとなったSKYACTIV-Gエンジン

 

また2011年6月のマイナーチェンジでは、マツダが独自開発した高効率の直噴ガソリンエンジンSKYACTIV-G を初めて搭載するグレードをラインナップに追加。
当時EVやハイブリッドエンジン車に関心が高まっていましたが、内燃機関の大幅な効率改善を実現する独自技術の提案でした。
新世代車に先駆けてのSKYACTIVエンジンの採用で、デミオは30キロ/L(10・15モード)、25キロ/L(JC08 モード)の優れた燃費性能を実現し、大きな話題となりました。

常識を覆す斬新な技術的挑戦は関心を呼び、当時のモーターショーでは展示車のエンジンルームをのぞき込み、詳しい技術説明を求める来場者の姿が見られました。

2011年にデミオは世界生産累計200万台を達成します。

 

 

最新のクリーンディーゼルエンジンや先進安全装備を得た4代目デミオ

 

 

2014年9月に発売の4代目デミオは、魂動(こどう)デザインと新世代のSKYACTIV技術を全面的に採用。
SKYACTIV-G 1.3ガソリンエンジンに加えて、新開発のSKYACTIV-D 1.5クリーンディーゼルエンジンを初搭載。

SKYACTIV-D 1.5クリーンディーゼルエンジン

 

理想的なドライビングポジションやペダル配置、また安全優先のヒューマン・マシン・インターフェイス(HMI)や質感高く精緻な内外装、人馬一体の運動性能をコンパクトなボディに凝縮し、クラス概念を打ち破るコンパクトカーとして登場。

 

 

「2014-2015日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞しました。
また2014年にはMazda2としてタイとメキシコでの生産も始めました。

 

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1996年に誕生し多くのユーザーに愛されてきたデミオは、2019年9月マツダブランドを鮮明化していく方針に基づき、日本向けの車名を「MAZDA2」に変更しバトンをつなぎました。

デミオ/Mazda2は国内外で生産・販売されており、これまでのグローバル販売台数は現在までに350万台を超えマツダを代表するモデルとなっています。

 

 

カテゴリー:クルマ