MAZDA BLOG
2019.10.3

日常を豊かにする with MAZDA2:②ウォーキングスタイリスト&シート開発エンジニア対談

「日常を豊かにする上質なパーソナルカー」をコンセプトに、9月12日より発売した「MAZDA2」。

 

新世代車両構造技術「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE(スカイアクティブ ビークル アーキテクチャー)」を、シート構造に取り入れています。

理想の運転姿勢を「人間が歩いている時の姿勢」と定義し、人間の持つバランス能力を最大限に引き出すことを追求したSKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE。

そこで、ウォーキングスタイリストとマツダのシート開発エンジニアが、歩行と運転の「美しく正しい姿勢のつくり方」について対談。その内容を、お届けします。

 

 

「仙骨を立てる」ウォーキング

MAZDA2「ウォーキング&シート」ウォーキングスタイリスト 山田

デューク更家氏公認のウォーキングスタイリストでもあるマツダ社員、国内営業本部ブランド推進部の山田 紫津子(やまだ しづこ)。

 

美しく正しい姿勢で歩くことについて、「仙骨を立てる」ことを重視していると、山田は解説します。

MAZDA2「ウォーキング&シート」仙骨と骨盤

「仙骨を立てることから始まり、インナーマッスルを鍛え、身体が本来もっている機能を最大限に活かしていくことで、人それぞれに美しさ、その人を輝かせる個性を引き出そうというのがデュークズウォークの考え方にあります」。

 

歩行時に「仙骨を立てる」ことが、どのような効果をもたらすのでしょうか?

MAZDA2「ウォーキング&シート」

「ヒトの背骨がS字型なのは、背骨がクッションのような役割をして負担を軽減するからです。積木のようにまっすぐ骨を積み上げたところに重い頭を載せると、腰に大きな負担がかかってしまいます。

 

仙骨が立って初めて背骨はバランスのとれた綺麗なS字を描き、人は地面に対して垂直に立っていることになります。そうすると、重心がブレずに歩くことができるのです」。

 

これはマツダのSKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTUREの説明でも、聞いたことがある話ですね。

実際はどうなのか、マツダのシート開発担当者の話も聞いてみましょう。

 

 

「骨盤を立てる」クルマのシート

MAZDA2「ウォーキング&シート」シート開発者 元吉

「この美しく歩くウォーキングと、マツダのクルマづくりの考え方には共通する部分がたくさんあると思います」。

 

山田の話に応えたのはシート開発のエンジニア、マツダ車両開発本部装備開発部の元吉 菜緒子(もとよし なおこ)。

MAZDA2「ウォーキング&シート」骨盤を立てる

「人が美しく歩く時の、バランスの要になるのが骨盤です。人には歩いても走っても、立っても座っても、無意識にバランスを取ろうする力が備わっています。

 

人が一番バランスを取りやすいのは、骨盤を立てて背骨がS字カーブになっている状態。座った時も骨盤を立ててあげると、背骨のS字カーブが頭まで軸を通してくれるので、身体は一番バランスが取りやすい状態になります」。

それが、クルマのシートや運転と、どのように関係するのでしょうか?

MAZDA2「ウォーキング&シート」骨盤を立てる

「クルマにおいて、骨盤を立てて座れるかどうかは、シートにかかっています。

 

骨盤を立てずに猫背になると肺を圧迫して呼吸しにくくなったり、背骨がクッションになってくれないので、重い頭を別の力で支えようとして、肩が凝ったりします。そうすると、骨盤が立った美しい姿勢で乗った時よりも、疲れや痛みを感じやすくなってしまいます。

 

短時間でも運転が疲れてしまうという方は、骨盤を立てて座れていないことが、疲れの原因の一つかもしれません」。

立って歩く時も、座って運転する時も、どちらも仙骨・骨盤を立てて背骨のS字カーブを保つことが大事だという共通性があるんですね。

 

 

美しく座る・走る・歩く

MAZDA2「ウォーキング&シート」骨盤を立てる

しっかりお尻を奥まで入れて座ると自然に骨盤が立ち、背骨がS字カーブになるように開発したというMAZDA2のシート。座る時の合言葉は、「お尻フカク、背筋スーッ」だと、元吉は語ります。

 

「深く腰をかけると、美しい姿勢で疲れずに運転できるようになっています。こうしてクルマに乗った時に骨盤を立てて座れると、自然に身体のバランスが取れるだけでなく、クルマの中でも美しい姿勢や身のこなしができるようになります」。

 

そして、このシートに込めた想いも。

「また、骨盤を立てて自然にバランスが取れると、余分な力を使わずに運転できるので、運転しやすくなり、安心と余裕が生まれます。クルマででかけることが楽しくなって、心も体も元気になっていただけたらと思っています」。

 

 

また、山田は自身の体験から、美しい姿勢とクルマに対する想いを教えてくれました。

「実は私は、以前は前かがみで肩が揺れるような歩き方をしていて、友人から「遠くからでも歩き方で分かる」といわれるほどでした。たまたまチラシで見て出会ったのが「デュークズウォーク」。レッスンに通ううちに、姿勢や歩き方が大きく変わりました。そして心も前向きになり、美しい姿勢は見た目だけでなく心と体、すべてにつながってくることを実感しています。

クルマも、走りやデザインや燃費など、いろんな理由で選ばれるものだと思います。そこに、ウォーキング同様に美しい姿勢で運転することが、自分を心身ともに元気にさせてくれるという考え方もありかな、と思いますね」。

 

MAZDA2「ウォーキング&シート」山田と元吉

 

皆さまも機会がありましたら、ぜひMAZDA2に試乗してみてください!

そして「美しく座る」「美しく走る」を、感じていただくことができれば幸いです。

 

※ シートほかSKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTUREの技術は、MAZDA3やCX-30にも採用されています。ぜひ、実車でお試し下さい。

 

■マツダオフィシャルウェブサイト

MAZDA2「乗り心地・シートとサスペンション」
https://www.mazda.co.jp/cars/mazda2/driving/comfort/

 

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カテゴリー:クルマ , ストーリー