平和を祈る マツダの折り鶴プロジェクト~海外の仲間たちが直接献納~
今週末の8/6は、「広島平和記念日」
平和への想いをよせる日です。
今回はグローバルで対応するマツダの折り鶴プロジェクトについて、ご紹介します。
新型コロナウイルス感染症が流行し、広島を訪れる観光客や修学旅行生が激減。原爆で亡くなった子どもたちを慰霊する『原爆の子の像』に寄せられる折り鶴の数が大幅に減っていたことから、本プロジェクトは2020年に発足しました。
マツダと世界の販売会社に勤める従業員が平和への想いを込め、折り鶴を捧げる自主的な活動を継続的に行っています。
昨年からこれまでにかけての活動では、中東やオーストラリア、コロンビア共和国総勢7カ国2地域が参加し、全体で約2.5万羽の折り鶴を平和記念公園の原爆の像に捧げました。
2022年より新たに参加してくれた中東オフィスとUAEの販売会社
Galadari Automobiles (ガラダリ・オートモービルズ)
これまでは新型コロナウイルスの影響で渡航が難しいかったこともあり、世界中の販売会社の仲間から届いた折り鶴を、マツダ本社の社員が代表して平和記念公園へ捧げる活動を行ってきました。
状況が落ち着いてきたことから、初回から参加しているオーストラリア、コロンビア共和国、ニュージーランドの販売会社の社員が、来日機会に平和記念公園を訪れました。
マツダオーストラリア(Mazda Australia)のヴィネッシュ ビンディ(Vinesh Bhindi)社長は、以下のコメントを残してくれました。
「糸通しされたカラフルな折り鶴を、マツダオーストラリアを代表して直接平和記念公園に届けることができた事は大変光栄でした。折り鶴はマツダオーストラリアのスタッフや家族、友達が平和への願いを込めて折ったものです。平和記念公園への訪問はいつも心が動かされるのですが、原爆の子の像の下で折り鶴を直接捧げたことで佐々木貞子さんが原爆で負った痛みや悲しみをより深く感じる経験となりました。改めて平和の大切さを思い返す機会を得ました」
ヴィネッシュ ビンディ社長が献納する様子
マツダ・デ・コロンビア(Mazda de Colombia) からは3,800羽の折り鶴をアンヘラ ロペス(Angela Lopez)社長が献納しました。
「平和記念公園で、世界の希望と平和の象徴である折り鶴を直接献納したことは、私たちにとって非常に心に響く瞬間でした。平和へのすべての願いがいつも以上に心の中に存在する厳粛な時間となりました。コロンビアで折り鶴を一緒に作成してくれたマツダ・デ・コロンビアの従業員とその家族、そしてディーラーネットワークを代表し、平和を願うその思いを届けることができたことを光栄に感じています」
アンヘラ ロペス社長が献納する様子
黄・青・赤の3色で作られた折り鶴はコロンビアの国旗に合わせたもの
マツダニュージーランド(Mazda New Zealand)のデイヴィッド ホッジ(David Hodge)社長は、折り鶴を自身のスーツケースに入れて来日しました。
「50羽ずつ丁寧に糸を通した1,000羽の折り鶴。作り手の思いを乗せた千羽の折り鶴はとても繊細で、大切にスーツケースに入れて持ってきました。マツダ・ニュージーランドのスタッフやお客様、そして販売店の方々が大事に作ってくれた折り鶴を直接捧げることができて嬉しく感じています。 折り鶴をかけながら、私は平和記念公園や『平和の子の像』の存在理由を思い出していました。 折り鶴そしてこの場所は過去の悲しい出来事を思い出させるものであると同時に、平和に満ちた未来への希望の光でもあると感じています」
デイヴィッド ホッジ社長が献納する様子
世界中から飛んできてくれた折り鶴一羽一羽に、マツダの仲間による平和への想いが込められています。
マツダは、これからも国内外の仲間たちと、広島の歴史を共有しながら、平和への想いを届けていきたい考えています。
グローバルでつながる想い、マツダ折り鶴プロジェクト ~平和への祈りよ届け!
(2020.12.9投稿)
https://blog.mazda.com/archive/20201209_01.html
マツダ折り鶴プロジェクト2021 ~文化の違いを乗り越え、平和への祈りを届ける~
(2021.8.4 投稿)
https://blog.mazda.com/archive/20210804_01.html