MAZDA BLOG
2019.7.9

MAZDA OPEN DAY 2019を開催しました

マツダが広島で創業し、育てていただいた感謝の気持ちを、お世話になっている皆さまにお伝えしたい。

その想いから、2016年より毎年「MAZDA OPEN DAY(マツダオープンデー)」を、広島のマツダ本社にて開催しています。

MAZDA OPEN DAY(マツダオープンデー)2019

そして、今年は地元の皆さまに加えて、抽選で全国からご来場いただけるイベントになりました。

北は北海道から南は沖縄県まで、2019年6月1日(土)・2日(日)の2日間合計で過去最高となる約8,400名の方がご来場されました。

MAZDA OPEN DAY(マツダオープンデー)2019MAZDA OPEN DAY(マツダオープンデー)2019

マツダおよびお取引先さま22社からは、2日間合計で延べ約1,000名のスタッフが、ご来場の皆さまをおもてなし。各部門で発案したコンテンツを自ら運営し、お客さまと交流させていただきました。

 

開会式

まずは開会にあたり、社長の丸本よりご挨拶。

「私たちマツダは、1920年に広島で生まれ、この地で育ち、今年創業99年目を迎えました。このように長い間、ここ広島で企業活動を続けることができておりますのは、お客様、お取引先様、販売会社様、そして近隣にお住まいの方や、行政関係などの地域の方々など、マツダを支えて下さる皆様のおかげです。この場をお借りして、あらためてお礼申し上げます」と、日頃お世話になっている皆さまに感謝。

続けて、「マツダの次の100年に向けても、私たちは、マツダらしいクルマづくりを通じて、社会や地域に貢献してまいりたいと考えております」と、次の100年に向けた想いをお伝えしました。

MAZDA OPEN DAY(マツダオープンデー)2019

そして、「今年のマツダオープンデーのキャッチフレーズは、『来て、見て、体験。マツダで楽しさ大発見!』です。皆様にとって、このオープンデーそして今日という日が、楽しい思い出として心に残る一日になれば幸いです。それでは、マツダオープンデー2019を開会いたします」と、開会宣言。

MAZDA OPEN DAY(マツダオープンデー)2019MAZDA OPEN DAY(マツダオープンデー)2019

開会式には今年も、広島東洋カープのマスコット「スラィリー」さんにサプライズゲストとしてご登場いただきました。

 

それでは、今年の特徴的なコンテンツを中心に、ご紹介していきましょう。

 

ロータリー四十七士トークショー

ロータリーエンジンの開発に携わったロータリー四十七士、古元 隆生(ふるもと たかお)氏によるトークショーを開催。開発ストーリーに必ず登場する「悪魔の爪痕=ローターハウジングに生じる傷」について、どのように解決の糸口を見つけていったのか?当時の様子を語っていただきました。

MAZDA OPEN DAY(マツダオープンデー)2019MAZDA OPEN DAY(マツダオープンデー)2019

古元氏のトークショーを、熱心に聞き入っていた、更谷さまご兄弟。

「マツダ本社に来て、四十七士の方から貴重なお話を聞くことができて、感無量です。40年近く前の開発現場が今も残っており、歴史を大切にする企業姿勢を感じました。ロータリーエンジン開発時の苦労や志は、今のマツダにも残っていると思います。レンジエクステンダーとして復活すると聞きましたので、楽しみにしています」と期待を寄せられていました。

MAZDA OPEN DAY(マツダオープンデー)2019

 

ロードスターと平成の30年展

今年で誕生30周年を迎えたロードスター。本社ロビーで、1989年=平成元年の発売から時代と共に歩んだ歴史を年表と歴代の車両で紹介しました。

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年表には当時の出来事とその写真も掲載し、皆さまが懐かしそうに振り返られていました。

 

短大作品展示&おもちゃ体験

マツダ工業技術短期大学校(マツダ短大)は、マツダが1988年に設立し運営している、2年制の企業内短大です。モノ造りを学ぶ短大生ならではの、オリジナルのハンドスピナーづくりや学生が自ら製作したゲームが、お子さまたちに大盛況。

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遠隔操作のロボットを使い圧縮空気でボールを飛ばすバスケットボールのようなゲーム「シューティングロボットで遊ぼう」を体験されていた、多和さまご一家。姉弟で仲良くゲームを楽しむ姿が印象的でした。

「とても面白かったです。ボールを入れるのは難しかったけど、5個入りました。マツダに来るのは初めてなので、クルマをみるのが楽しみ。かっこいいクルマが好きです」と姉弟で笑顔。

ご両親からは「子ども向けのイベントもあり、親子で楽しめると思って来ました。普段はじっくりとクルマを見ることがないので、今日が良い機会になると思います」と話して下さいました。

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車両強度試験見学&体験

車両振動体験(世界の悪路走行揺れ体験)では、加振機で揺られている車両に乗車し、世界の様々な悪路走行時の揺れを体感いただきました。前に置いたディスプレイに表示される動画に連動してクルマが動き、ちょっとしたアトラクションのよう。普段は運転することのできないお子さまも、運転席で楽しまれていました。

親子でこちらにご来場されていた、白井さま。

娘さんは「ジェットコースターも好きなので、楽しかったです。最後のボコボコ道が好きでした。クルマに乗るのも好きなので、将来は自分だけのクルマで東京に行きたいです!」と、クルマへの夢も教えてくれました。お父さんは「再現度がリアルで、面白かったです。こういうイベントは初めて。来てみたかったので、機会があってよかったです」と、親子で楽しそうな姿が印象的でした。

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人馬一体試乗会

「マツダ新時代の始まり」をテーマに、マツダが考える「人馬一体」や、それを支える「安全」に対する基本的な考え方についてご説明。

その後、お客さま自身の運転によるMAZDA3とアクセラの比較試乗や助手席側にHuman Balance Exercise器具を装着したMAZDA3とアクセラの比較同乗、高齢者疑似体験スーツを着用してのペダルレイアウト体験を行いました。

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体感されたお客様からは、MAZDA3の走り・静粛性・インテリア・オーディオなどへの感動の声をいただき、マツダの「人間中心のクルマづくり」や「安全思想の考え方」にも共感いただけたことと思います。

 

This is Mazda Design.

今年5月24日に販売開始となった新世代商品第一弾、「MAZDA3」について、デザイン開発モデルやデザイナーによるスケッチなどの展示を行いました。来場された皆さまは、社員による解説と、展示物をじっくりとご覧になっていました。また、「クレイモデル造形実演・体験」では、人間の手で削り出すクレイモデルに込めたマツダのデザイン開発へのこだわりをお伝えし、クレイモデラーが実演。またお客さま自身にも削っていただき、大人の方からお子さままで、多くの方が体験されていました。

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クレイモデラー体験をされた、平川さま。

「クレイは思ったよりも固く、少しの修正も大変で難しいと思いました。一人ひとりの感性が違う中で『良いクルマを造ろう!』という情熱や、その想いをぶつけ合うストーリーを聞いて、苦労があるからこそ美しいデザインのクルマが出来るのだと感じました」と、共感いただいたご様子でした。

MAZDA OPEN DAY(マツダオープンデー)2019

 

パワートレイン技術展示&体験

マツダの内燃機関へのこだわりをエンジン機構の紹介や、エンジンの分解組立を見て、体験できるコンテンツ。「SKYACTIV-X」をはじめ、最新の技術についてカットエンジンとパネル、実際の部品等を使って説明します。展示技術を対象にしたクイズを実施し、説明を聞いていくうちに回答が埋まっていく、工夫を凝らした展示となりました。

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ご一家でクイズに挑戦していた、福田さま。

「クイズは難しかったですが、スタッフの方が答えを導き出すように優しく教えてくれたので、楽しかったです。また、ロータリーエンジンの展示を見て、RX-7が欲しかったことを思い出しました」とご両親。

息子さんは「小学校でイベントがあることを教えてもらい、やってきました。同級生にも会い、週明けの月曜日に、友達と体験した内容や作ったものを話したり見せ合ったりします!」と、オープンデーが友達との絆も深めるきっかけにもなりそうです。

MAZDA OPEN DAY(マツダオープンデー)2019

 

キッズ整備体験

ファンイベントなどマツダ体験イベントでも人気のお子さま向けコンテンツ。マツダの整備士ユニフォームを着て、サービスエンジニア体験をしていただきました。

今回のオープンデーでは、「AZ-1のドアダンパー交換」「初代ロードスターのヘッドライト交換」「RX-8オープンカーのタイヤ交換」と、いつにないクルマのラインアップ。

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AZ-1のドアダンパー交換に挑戦していただいた、村田さま姉弟。

「ネジを反対に回してしまったりして難しかったけれど、楽しかったです!丁寧に、楽しそうに教えてくれました。面白かったです」。取り外しと取り付け、どちらを担当するかをじゃんけんで決めていた姿も印象的でした。

MAZDA OPEN DAY(マツダオープンデー)2019

 

共創アイデア募集コーナー: みんなのマツダ未来会議

「みんなのマツダ未来会議」には、2日間で合計約580名の方がマツダと一緒に叶えたい未来について、想いを付箋に記入。お住まいの都道府県に貼っていただき、広島をはじめ日本地図を皆さまから寄せられた夢やアイデアで埋めていただきました。

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大人の方からは、「家族がハッピーになれるクルマを」「サスティナブルなものづくりを」、お子さまからは、「かっこいいクルマが作りたい」「クルマをにじいろに塗ってみたい」といった、たくさんの想いをいただきました。

 

地元協力会社 モノ造りROAD

お取引先さま22社による、数々の展示や体験コンテンツ。会場内はファミリーで来場された皆さまで賑わっていました。

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こちらで出会った、加藤さまご一家。オープンデーの感想をお聞きすると、嬉しいコメントを頂きました。

「『すごい!』のひとことです。スタッフの皆さんがおもてなしのプロみたいでした。来てくれた人を喜ばせようという気持ちが、1箇所だけでなくどのブースでも感じます。子ども向けのコンテンツでも、皆さんで盛り上げてくれました。マツダの皆さんは口数の少ない技術屋さんのイメージでしたが、違いましたね。」

MAZDA OPEN DAY(マツダオープンデー)2019

 

ほかにも会場内にはコンテンツが盛りだくさん。ご来場された方は、どのコンテンツが一番印象に残っていらっしゃるでしょうか?

マツダの従業員も会場内での交流を通じて、来場された皆さまからたくさんの笑顔と大きな活力をいただきました。

MAZDA OPEN DAY(マツダオープンデー)2019

マツダは、「お客さまの人生においてかけがえのない存在となり、お客さまと特別な絆を持ったブランドになること」を目指しています。今後もお客さまと作り手が直接触れ合い、想いを交わす場を大切にしてまいります。

 

来年は、いよいよマツダ創立100周年。皆さまとの交流イベントにも、さらなるご期待をいただけますと幸いです。

これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

 

■ 昨年の様子はこちらから(マツダ公式ブログ)
https://blog.mazda.com/archive/20180824_01.html

■ 当日のダイジェスト動画もぜひご覧ください!!