MAZDA公式ブログ
2020.2.27

新世代商品はカギも特別な存在に~キーデザイン&セレクティブキーシェル開発~

<目次>

クルマのカギ=お客さまに最も身近な存在

「新世代のカギ」は最も身近なクルマとマツダの象徴へ:使い方の変化とデザインの深化

セレクティブキーシェルでさらに特別な存在に!

 

クルマのカギ=お客さまに最も身近な存在

クルマでお出かけ。

乗る時も、降りてからも身に着けているものと言えば、クルマのカギですね。

さらにはクルマを使わない時にも、持ち歩く方もいらっしゃると思います。

 

マツダでは、新世代商品のMAZDA3からキーデザインが変わり、さらにアクセサリーとして表面のパネル(キーシェル)を交換できる「セレクティブキーシェル」で模様替えができるようになりました。

クルマのカギを、お客さまにとってもっと特別で大事な存在にするには?

今回のブログでは、このキーデザインの変更と、セレクティブキーシェルの開発の背景をご紹介します。

※今回ご紹介する新しいキーデザインと、セレクティブキーシェルのアクセサリー設定車種は、MAZDA3・CX-30・CX-5・CX-8・ロードスター・ロードスターRFとなります。(本記事掲載時点)

 

マツダ新世代商品キーデザイン&セレクティブキーシェル開発

 

 

身近で特別な「新世代のカギ」へ:使い方の変化とデザインの深化

新しいキーデザインの検討が始まったのは、2016年の半ばのことでした。

MAZDA3から始まる新世代商品における「魂動(こどう)」デザインの深化に合わせて、キーデザインも深化させたい。

まずはデザインで、そして設計も交えての開発が始まりました。

 

マツダ新世代商品キーデザイン&セレクティブキーシェル開発

新しいキーデザインを担当した
デザイン本部プロダクションデザインスタジオの門田 幸憲(もんでん ゆきのり)

 

そもそもカギは、ドアロックという「機能」のための部品。

新しいキーデザイン開発の背景には、カギの使われ方の変化もありました。

 

もともと乗り降りやエンジン始動の際に取り出してはキーシリンダーにカギを差し込んで回していましたが、キーレス化が進むとドア開閉の度にボタン操作を行う「リモコン」としての存在となりました。

そのため、これまでのカギでは機能に特化させて、ボタンやブランドシンボルなど、すべてが表面に設置されていたのです。

 

そしてキーレスの進化がより進んだ今日、ドア開閉の時でもカギを取り出すこと無く、従来の物理的な操作がほとんど不要になりました。

そこで新しく目指したのは、お客さまにとって大切なマツダのクルマを、お客さまに最も身近な存在として、特別に感じてもらえるようなキーデザインでした。

 

マツダ新世代商品キーデザイン&セレクティブキーシェル開発

新しいキー(左)と、従来のキー(右)

 

まず決めたのは、機能とブランド表現との住み分けでした。

操作を行う機会が少なくなった事もあり、機能となるボタンはサイドに移動。

マツダを表現するブランドシンボルを単独で、すっきりと表面に置くこととなりました。

 

形状は、初期の検討段階では左右が非対称となるデザイン案もありました。

しかし、ブランドシンボルを単独で表面に置くのであれば、安定感や信頼感も大事な要素。

結果、左右対称となるデザインに行き着きました。

 

質感は仕立ての良さや造り込みを感じられるように、表面は厚い皮を連想させるようなシボを新開発し、より黒みを際立たせています。

周囲は金属フレームで囲むような表現とし、キーホルダーなどを取り付ける箇所は無垢の金属らしい断面と磨きを入れています。

それ以外の周囲はプラスチックを金属的に装飾したものですが、これはキーレスの「電波を通す」大事な機能が持たせられています。

 

マツダ新世代商品キーデザイン&セレクティブキーシェル開発マツダ新世代商品キーデザイン&セレクティブキーシェル開発

 

実はもう一つ、大きな「機能」がカギには隠されています。

それは、電池切れなどいざという時に使用する、エマージェンシーキー。

キーデザインの変更に伴い、表面のキーシェルと本体の隙間となる狭いスペースに入れるため、エマージェンシーキーの形状は徹底的に小さくしながらも、使用時にはなるべく指に負担が掛からないように考慮しています。

 

マツダ新世代商品キーデザイン&セレクティブキーシェル開発

エマージェンシーキーを担当した
車両開発本部ボデー開発部の吉井 淳(よしい あつし)

 

また、MAZDA3とCX-30の新世代商品においてはデザイン性と風切り音低減の目的で、従来車ではドア表面に見えていたカギ穴を廃止し、ドアのレバーを引くとカギ穴が現れる仕様となりました。

エマージェンシーキーの使用時については、マツダの「人間中心」の設計思想のもと、レバーを引きながらでもエマージェンシーキーを負担無く回せるような、必要なスペースを取る配慮をしています。

 

マツダ新世代商品キーデザイン&セレクティブキーシェル開発マツダ新世代商品キーデザイン&セレクティブキーシェル開発

 

 

セレクティブキーシェルでさらに特別な存在に!

さて、新しいキーデザイン開発が始まってから約1年後、キーシェルが取り外し可能となることを聞いたアクセサリー担当。

いつも共にある愛車の分身、そして最も身近にあるマツダのブランド表現として、カギそのものの開発メンバーと同じく大切に考えていました。

 

納車時に受け取る時の喜び、アクセサリーとしてクルマ好きの証、自分らしさの表現など、クルマのカギでお客さまのカーライフをより彩ることができたらと、キーシェルを交換できる「セレクティブキーシェル」の企画がスタート。

もちろん、これまでにもキーケースやキーカバーなどのアクセサリーはありましたが、今回はキーデザインの深化もあって、カギそのものに着目したのです。

 

マツダ新世代商品キーデザイン&セレクティブキーシェル開発

セレクティブキーシェルを担当した
カスタマーサービス本部リージョン商品推進部の今城 真(いまじょう まこと)

 

素材については木や漆塗、本革など、色については木目やインテリアカラーなども検討されました。

マツダらしい表現を模索するうち、まずは魂動デザインを象徴するソウルレッドクリスタルメタリックで、クルマのボディーカラーと同じ表現をキーシェルでできないかという結論に。

さらにバリエーションとして、同様に魂動デザインを象徴するマシーングレープレミアムメタリック、新世代商品の造形を際立たせながら新しい価値観を表現する色として登場したポリメタルグレーメタリック、幅広く使える白色としてスノーフレイクホワイトパールマイカを加え、まずは4色で展開することになりました。

 

マツダ新世代商品キーデザイン&セレクティブキーシェル開発

 

造り方にもこだわり、シボのある標準のものを塗装するのではなく、シボのないキーシェル専用の金型を別に設計して製造。

塗装も実車の樹脂部品と同じ塗装方法ができる、このキーシェルのためのサプライヤーさんを探し、実車さながらの美しさと見る時の楽しさを、クルマのカギにも与えています。

もちろん、ソウルレッドクリスタルメタリックとマシーングレープレミアムメタリックは、実車と同じく3層で塗装されています。

 

マツダ新世代商品キーデザイン&セレクティブキーシェル開発

 

さらにセレクティブキーシェルの「箱」も、紙の素材や折り曲げや角の美しさ、フタの密閉性など質感にもこだわりました。

機能面でも、カギ本体を格納できる保管用として使えるほか、クッション材の裏側にはもともと付いていたキーシェルをしまえるスペースも。

愛車とともにずっと使っていただける、「箱」を目指しました。

 

マツダ新世代商品キーデザイン&セレクティブキーシェル開発

 

 

以上、キーデザイン変更とセレクティブキーシェルの開発の背景、いかがでしたでしょうか。

ただ見た目を変えるだけではなく各パーツにも背景があり、使われ方に応じた変化やデザインの目的、そして想いが込められていると感じていただければ嬉しく思います。

そしてクルマの分身として、カギも大切に、身近に置いてあげてくださいね!!

 

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■セレクティブキーシェルについては、以下のページもご覧ください。

MAZDA3/アクセサリー:https://www.mazda.co.jp/cars/mazda3/accessories/#selective_key_shell

(ほか、各車種のアクセサリーページでもご覧いただけます。)

カテゴリー:クルマ , デザイン , モノ造り