マツダ短大の学生が、大人も子どもも楽しめる木のおもちゃをつくりました!
突然ですが、木でできた、このおもちゃ。なんの動物だと思いますか?
答えは、左がクマで、右がキリンです^^
これらのおもちゃは、実はマツダ本社内にある「マツダ工業技術短期大学校」で学んだ学生たちの修了課題作品。2年間の課程の集大成として考案し、自分たちで設計・製作した自動生産設備で作ったものなんですよ。
おもちゃが自動生産される様子は、先月3月に行われた修了課題発表会の場でお披露目されました。学生の家族も参加し、短大内はとても賑やかな雰囲気でした。
今回の修了課題として設定されたのが『木のおもちゃ』。0歳~6歳までの子どもたちをメインターゲットにした知育玩具です。私も対象年齢の子どもがいるので興味津々で見入ってしまいました^^
最初は六面体の木材。これを学生たちが設計・製作した自動生産設備に、ポイっと投入すると、ドリルで穴をあけたり、側面を削ったり、ペタッとハンコを押したり、これら全ての工程が自動で行われるんです。
最終的に、コロッと搬出されるのが、これ!見た目はシンプルなサイコロ。
ヒノキのいい香りがして、1歳児の手でも、掴みやすい大きさです。
これを一つひとつ、つなげていくと、最初にご紹介したような、クマになったり、キリンになったり。自由につなげて、好きな形を作ることができます。
Zoom-Zoomブログ編集長の娘さん(6歳)にも、このおもちゃを渡してみました。
そこから出来上がったものは?左から「片耳折ったうさぎ」と「踏切の信号機」だそうです!うーん、ユニークな発想ですね^^
ピースを組み合わせれば、風車や恐竜、鳳凰なんていう大型作品まで作れちゃいます。
子どもの「創造力」を育むという目的だけではなく、大人の「遊び心」もかきたて、親子で楽しめる作品になっているんですよ。
お子さんよりも、大人の方が夢中になってしまうかも??
そして、今年初めて、修了課題の中で、マツダ短大の学生が架空のおもちゃ会社を設立しました!
その目的について、マツダ短大校長の兼綱さんはこう語ります。
「マツダの経営方針やマツダのモノ造り、また同業他社の経営方針などを参考に、学生たち自らがおもちゃ会社としての経営方針を掲げ、開発から生産までのプロセスを実践する。その一連のプロセスを実体験することで、お客さま志向のクルマづくりを協調し、一気通貫で取り組む意義を理解して欲しいのです。」
会社の名前は「Toy-Fit」。全ての世代にふさわしい(フィット=Fit)おもちゃ(トイ=Toy)を提供する会社という意味を込めて名付けました。このブランドシンボル、何かに似ていると思いませんか? そう!広島の世界遺産、厳島神社の鳥居をモチーフにしているんです♪
Toy-Fit社製のおもちゃのお値段は、3キューブセットで980円!『Joy★Block』『Toy★Block』の2種類があり、取り扱い説明書までついてくるんですよ。(※架空の価格設定であり、実際の販売はしておりません)
最後に、卒業生を代表して6名の皆さんに登場してもらいました。
自信作の商品と一緒に、とっても清々しい笑顔でパシャリ!
卒業後はマツダの中核を担うモノ造りの第一線へ。
この日、彼らを含む58名の若き技能・技術者たちは、短大で学んだことを糧に、みなさまに喜んでいただけるクルマづくりを目指して、マツダ短大を巣立っていきました!