MAZDA BLOG
2015.9.14

自動車メーカーの垣根を越えた6社のドリームチームも参戦!「第26回メディア対抗ロードスター4時間耐久レース」の熱気をレポートします。

ボンネットにこんなステッカーが貼ってあるクルマを見たことがありますか!?

20150914_01a

実はこれ、マツダの新型ロードスターなんです!
本当にロードスター?なんで色んなメーカーのロゴが入っているのでしょうか!?

こちらは9/5(土)に開催された「メディア対抗ロードスター4時間耐久レース」で使用された特別な1台。なんとメーカーの垣根を越えたチームが初参戦したのです!

第26回を迎える今回は、3,000人以上の皆さんにご来場いただきました。会場の熱気をご紹介します!

20150914_01b

 

そもそも4耐とは?

「メディア対抗ロードスター4時間耐久レース」(通称:4耐)は、普段はクルマ情報を発信するメディア自ら、クルマの走る楽しさを体感し、世の中に伝える。そして、日本の自動車文化の成熟へ寄与することを志として1989年にスタート。この志に共感し、マツダは第1回から特別協賛してきました。

限られた燃料でトラブルをいかに素早く対処し走り続けられるか、メカニックを含めたチームワークが最大の見所。ドライバーも4〜5名が交代しながらのレースとなります。

20150914_01c20150914_01d

 

メーカーの垣根を越えた夢の一日

新型ロードスターで初レースとなる今年、「メーカーの枠を越えて、みんなで何かやりたい」。そんな想いから、日本の自動車メーカーが集うドリームチーム「スポーツカー主査連合」チームを結成!

20150914_01e
(後列右より、スバルテクニカインターナショナル株式会社:森 宏志(もりひろし)さん、三菱自動車工業株式会社:松井 孝夫(まつい たかお)さん、株式会社本田技術研究所:山中 恭子(やまなか きょうこ)さん、日産自動車株式会社:永井 暁(ながい あきら)さん。前列左より、トヨタ自動車株式会社:古場 博之(こば ひろゆき)さん、マツダ株式会社:山本 修弘(やまもと のぶひろ)。後列左4名、日産・マツダのメカニックスタッフ)

 

ロードスター開発責任者の山本主査は、チーム結成に込めた想いをこう語りました。

「私たちは、日本の自動車産業やモータースポーツ界を盛り上げたいという共通の想いから、長年交流を続けてきました。今年は新型ロードスターがデビュー、ホンダS660やトヨタ86、スバルBRZなどスポーツカーの話題も多い。このようなタイミングに、素晴らしい皆さまとチームで出場できることが本当に嬉しいです。」

20150914_01f20150914_01g

 

「クルマをもっと楽しんで欲しい!」想いをひとつに完走

「クルマに乗るのが楽しいという気持ちを、子どもたちにも体験して欲しい。」そう語るのは、普段は開発主査を勤め、過去にも4耐に参戦経験があるトヨタの古場さん。

技術広報としてS660を担当するホンダの山中さんは、「ロードスターはコーナリング時に助けてくれる。初めてでも乗りやすいクルマ。スポーツカーをもっと幅広い人達にも楽しんで欲しい。」と嬉しいお言葉を。

20150914_01h20150914_01i

「4耐はイコールコンディションで楽しめる。メーカーとお客さんとの距離が近いのも良いですね。」とコメントくださったのは、元GT-R&FairladyZ実験責任者で、今回はメカニックとして参加した日産の永井さん。

インプレッサのプロジェクトマネージャーを歴任したスバルの森さんは、「情報交換が始まったきっかけは、各社内に留まらず、より高いレベルにしたいという想いから。日本発のスポーツカーは象徴するクルマが必要ですね。」と力強く語ってくださいました。

ランサーエボリューションの開発に携わり、現在はアウトランダーを担当する三菱の松井さんは、「サーキットではサスペンションを固めていく4駆と違い、ロードスターはしなやか。狙ったラインを描ける。」とのこと。

 

普段はしのぎを削るライバルたち。そんな中、自動車文化の発展という同じ志のもと、エンジニア同士が意見交換をして切磋琢磨する。これからも続けたい取り組みです!

20150914_01j
(写真:ゴールの瞬間を喜ぶ「スポーツカー主査連合」チームメンバー。チームで乗り越えた充実感が表情に現れる)

 

「J-wave Racing」が連覇を達成

そして、4耐本戦レースでは、ピストン西沢さんが率いる「J-wave Racing」が、すばらしいチームワークとドライビングテクニックで、昨年に続き連覇を達成!おめでとうございます^^ピストン西沢さんは、新型ロードスター発売直後にご購入。走り方をかなり研究されたそうです。来年も楽しみですね!

ピストン西沢さんが、クルマファンの皆さんと一緒にクルマ遊びを楽しむ様子はこちらの「Be a driver. Experienceサイト」でもご紹介しています。

▲「みんモー with ROADSTER」ターンパイク箱根 体験レポート(オフィシャルウェブサイト)
https://www.mazda.co.jp/experience/voice/minmo_with_roadster/06/

20150914_01k

また今回の4耐には、マツダもサポートしている「Mazda Women in Motorsports Project」選抜メンバーの「日経ウーマノミクス×マツダWIMSプロジェクト」チームや、マツダ役員がドライバーを務める「人馬一体」チームも参戦。多くの声援をいただきながら、どちらも完走しました!

20150914_1l20150914_01m
(写真左:「日経ウーマノミクス×マツダWIMSプロジェクト」チーム、写真右:「人馬一体」チーム)

 

歓声に包まれたサーキット試乗会

サーキットでは、最新モデルの試乗会も開催。会場ではマツダの開発陣も皆さまと交流させていただきました!新型ロードスターの中山チーフデザイナーが即興でスケッチを描き、参加された方にプレゼントする一幕も。

20150914_01n

スケッチを手にした長瀬 響志郎(ながせ きょうしろう)さんは、3年前にも4耐に参加したとか。

「(クルマの)かっこいいデザインや流れるようなラインが好きです。それから、シフトレバーが、特に好きですし、気になります。」と大人顔負けの視点でクルマの魅力を語ってくれました。

また、ご家族でサーキット試乗会に参加された小谷野 貴文(こやのたかふみ)さんは、「子どもたちが大興奮で、私も一緒に歓声を上げて楽しみました。ディーゼル1.5Lのパワーってすごいですね!」と声弾ませて語ってくださいました。

20150914_01o20150914_01p
(写真左:長瀬さんと中山チーフデザイナー、写真右:小谷野さんご家族)

 

パドック周辺でのお客様とマツダ開発陣によるクルマ談義

パドックではトークショーの他、ロードスターとデミオのモータースポーツ参加用ベース車が初めて展示。

20150914_01q

4耐には何度か来場くださっている、デミオにお乗りの石田 洋介(いしだ ようすけ)さんは、「レースベース車2台を楽しみに来ました。普段乗るデミオは、ハンドリングがとても楽しい。楽しいクルマをこれからも作って欲しい!」と嬉しいコメントをくださいました。

また、8年前からご来場の小西一則(こにし かずのり)さんは、新型ロードスターの魅力について、「流線型のラインが大好きです。そして、後ろの目がかっこいいです。」と語ってくれました。

20150914_01r20150914_01s
(写真左:石田さん、写真右:小西さん(左))

また、2代目、3代目ロードスター、3代目RX-7の3台を保有し、10年前から4耐に夫婦で参加いただいている冨沢 雄二(とみざわ ゆうじ)さん。

「マツダは自分の芯を通していて『職人かたぎ』だといつも感じます。良くも悪くも、その頑固なこだわりが魅力の一つ。カラーバリエーションをもっと増えればなおよし!新型ロードスターに乗って驚いたのは、座り心地。ペダル位置が絶妙で、自然な姿勢で運転できるので、腰が痛くならないですね。」

20150914_01t20150914_01u
(写真左:冨沢さんご夫妻、写真右:お子さん3人とレース観戦する菊地さんご家族)

ご来場いただきました皆さま、ありがとうございました!
マツダはこれからも、お客様との特別な絆を大切にしていきます。

20150914_01v20150914_01w

これまでの「メディア対抗ロードスター4時間耐久レース」も公式ブログで紹介しています。

▲第25回メディア対抗ロードスター4時間耐久レース レポート
https://blog.mazda.com/archive/20140922_01.html

▲第24回メディア対抗ロードスター4時間耐久レース レポート
https://blog.mazda.com/archive/20130924_01.html

▲第23回メディア対抗ロードスター4時間耐久レース レポート
https://blog.mazda.com/archive/20120912_01.html

カテゴリー:イベント