第24回メディア対抗ロードスター4時間耐久レース レポート!
皆さんは、最近何か夢中になっていることがありますか?
今回は、9月7日(土)筑波サーキットで行われた、大人たちを夢中にさせる熱い戦い「メディア対抗ロードスター4時間耐久レース」の様子をご紹介します!
自動車メディアの編集部員やジャーナリスト4〜5名がチームを組み、クルマの走る楽しさを自ら運転することで伝えるために開催している「メディア対抗ロードスター4時間耐久レース」。今年で24回目を迎えました!
媒体ごとの23チームが、4時間で筑波サーキットのコース(1周2,045m)を、どれだけ周回できるかを競います。
使用をゆるされたガソリンはわずか90リットル!ガス欠を起こさず、4時間のあいだに、いかに効率的に周回数を重ねられるか、「緻密な作戦と運転テクニック」が勝負を左右するのです。
さらに、ドライバー交代をどのタイミングで、いかにスムーズに行うかもカギになります。そのため、ドライバー個人の腕だけでなく、監督やメカニックとのチームワークも重要なのです。
4時間の決勝レースがスタート
午後4時。いよいよ4時間にわたる決勝レースがスタート。
予選でベストタイムを記録しポールポジションを獲得したNo.45「ahead ROADSTER」ほか計23台が、セーフティカーを先頭に1周のフォーメーションラップを実施。そして、一斉に第1コーナーへ飛び込み、いよいよ、戦いの火蓋が切られました。
レースの序盤は、昨年の優勝チームNo.27「ティーポデイトナロードスター」が独走。
13分が経過し11周目を迎える頃、2位のNo.1「モーターウィークリーロードスター」とは既に11秒差がついていました。
西日が強くなりはじめ、もうすぐ5時になろうとしたころ、ハプニング発生!最終コーナーを曲がり終え、ストレートに抜けようとしたNo.08「新体制!ベストカーロードスター」がクラッシュしたのです。一時騒然となりましたが、幸い、緩衝材のスポンジに接触したため、人もクルマも無傷でリスタート。
このクラッシュで、緩衝材がコース近くに散乱したため、セーフティカーが入ることに。その後のレース展開は、ドライバー交代や給油などで、順位がめまぐるしく入れ替わる混戦となりました。
後半戦、ナイトレースへ
午後6時、レースは後半戦に突入。順位は、1位No.111「XaCar」、2位No.88「carview!」、3位No.30「ル・ポラン」です。3チームが88周回目に入る頃、あたりは次第に暗くなり、ライトが点灯し始めます。会場は夜の美しい景色に代わり始めると共に、終盤に向けての緊張感が高まっていきます。
残り30分。例年であれば燃費を気にしながらのレースとなる時間帯ですが、セーフティカーが途中で入り燃料を温存できたためか、各地チーム積極的に攻めていきます。
1位につけているはNo.09「ホリデーオート」。その後に続くのは、No.27「ティーポデイトナロードスター」!前年優勝のハンディキャップとして与えられた3分間のピットストップを途中消化し一度順位を落とすも、再び順位を上げてきました。この時点で、1位と2位の差はわずか2秒。激しい順位争いが続き、ついに1位にNo.27「ティーポデイトナロードスター」が首位となるのです。
残り1分のファイナルランで、アクシデント発生!2位で首位争いをしていた「ホリデーオート」が、まさかのガス欠によるスロー走行となったのです!残り時間、わずか数十秒という、最後の最後に3位につけていたNo.88「カービューロードスター」が2位へ順位を上げるというドラマチックな展開となりました。
そして迎えた午後8時。終盤を制したNo.27「ティーポデイトナロードスター」が昨年に続いて2年連続の優勝!こうして、4時間の熱い戦いが幕を閉じました。
レース後も熱気に包まれる各チーム
ドライバーは緊張の中での走行に疲れをにじませるも、表情はすがすがしく輝いています。そして、熱気に包まれた各ピットでは、互いの健闘をたたえあう歓声が響き渡ります。
4時間のやんちゃな大人の真剣勝負。クルマと一体となり、「走る歓び」を心と体で感じる。そんなワクワクやドキドキが、ドライバーだけでなく、会場にいる多くの人を感動と興奮で包んでいました。
大人たちを夢中にさせるロードスターの魅力、「人馬一体」を体感した一日でした。
次回は、マツダ「人馬一体」チームのレポートを紹介しますので、お楽しみに♪
また、会場で開催した「新型アテンザ サーキット体験試乗会」の様子をご紹介していますので、ぜひ、ご覧下さい(^^)。