マツダ初の乗用車「R360クーペ」を復元! ルーツを探る。
こちらのクルマをご存知ですか?
1960年5月にマツダが初めて販売した乗用車「R360クーペ」です。
マツダに脈々と伝わる哲学や思想を知りたい!そして、次世代に伝承したい。
そんな想いで活動している「レストアプロジェクト」。
熱い想いを胸に有志が集まり、今年は「R360クーペ」をレストア(古いクルマの復元作業)しています。
この「レストアプロジェクト」は、昨年のコスモスポーツから始動。100周年(2020年)に向けて毎年1台のペースでレストアをしていく予定です。
プロジェクトを通して、お客様や地域の皆さまにその奥深さと魅力をお伝えできたらと考えています。
ちなみに、昨年のコスモスポーツは走行できるレベルに復元しました。完成した姿は、別の機会にお見せしたいと思います。今回はエンジンが動いているところを少しだけお見せします。
昨年の活動は、こちらをご覧下さい
▲マツダのDNA伝承!将来のモノ造りを担う高校生、コスモスポーツレストア体験(2015年9月3日)
▲コスモスポーツレストアを通じて肌で感じるマツダの歴史(2016年1月5日)
▲ついに完成!50年前の名車コスモスポーツ復元の軌跡(2016年3月17日)
それでは、R360クーペのレストア風景をご紹介します!まずは、内装とドアの分解作業。1つ1つの行程を丁寧に進めます。
(写真左:内装の分解作業、写真右:ドアの分解/取外し作業)
現在の構造と異なる部分もあり、戸惑いながらも壊さない様に細心の注意を払い分解していきます。中には、錆び付いた部分もあり、息をとめて慎重に。
(写真左:エンジンの取り外し作業、 写真右:エンジンの分解作業)
エンジンを車両から取り外し分解。交換が必要な部品をチェックしていきます。
(写真左:サスペンションダンパー分解作業、 写真右:ボディー補修作業)
その他の部品も車両から取り外して、構図を確認。1つ1つ分解しながら再利用できるかチェックし、補修できるものはメンバーの手で補修していきます。
部品が取り外されたボディーは何か物寂しくなりましたが、こつこつと作業を進めています。
完了後は社外の方々にもお披露目したいと思いますので、お楽しみに!