世界No.1サービスエンジニアを決める! 「マツダサービス技術世界大会」
「第5回 マツダサービス技術世界大会」を、2019年5月22日に広島のマツダ体育館で開催しました。
今回は、過去最高となる15カ国15チームの精鋭が広島に集結。世界トップレベルのサービススタッフによる、熱き戦いが繰り広げられました。
サービス技術世界大会とは?
サービススタッフの持つ高い技術力を称賛し、世界の全サービススタッフが技術研鑽への意欲を向上させることにつなげたいという想いで、マツダはサービス技術世界大会を開催しています。2004年の第1回から、今回で5回目を迎えました。
海外の販売会社では「MAZTECH(マツテック)」と呼ばれ、各国や地域の大会を予選として勝ち上がったチームが、この世界大会への出場権を獲得できます。今回は51ヵ国、約22,000人のサービススタッフが予選に参加しました。
日本からは、「マツダ全国サービス技術大会 * 」で優勝した「大阪マツダ」さんが出場しました。
* 2018年10月の「マツダ全国サービス技術大会」の模様は、こちらからご覧頂けます。
⇒https://blog.mazda.com/archive/20181121_01.html(公式ブログ)
選手到着~開会式
それでは、大会当日の様子をご紹介します。
まずは選手の到着です。会場前では各国の国旗を振る、マツダ従業員らによる応援団たちがお出迎え。笑顔での「お・も・て・な・し」に、緊張した面持ちの選手たちも、笑顔を見せます。
開会式の選手入場では、マツダ役員たちとのハイタッチが印象的です。
そして、社長の丸本から開会あいさつ。
「皆さんには、一人一人のお客さまが大切にされている愛車の主治医になっていただくことを期待しています。サービス技術大会は、お客さまと強い絆で結ばれたブランドを目指す私たちにとってマツダグループを挙げて取り組むべき大変重要なイベントです。」そして、「皆さんはマツダのトップエンジニアです。そのことを誇りに思い、本日は落ち着いて、日頃積み上げてきた実力を存分に発揮して下さい。」
と、大会の意義を伝え、選手の皆さんを激励しました。
いよいよ競技開始!
サービス技術世界大会では、サービスエンジニアによる車両競技とユニット競技の、2つの競技の合計点を競います。
開会式の後、準備を終えると早速、車両競技が始まります。
「車両電源が入らない」「アイドリング振動が大きい」など複数の不具合が設定された車両から、適切に故障個所の診断、そして修復を行います。
制限時間は70分。限られた時間の中で正確かつ迅速に、課題へ対処しなければいけません。
見ているこちらも、ドキドキしてしまうほど、選手の表情からも緊張感が伝わってきます。
会場のスクリーンには、各国の進捗状況を表示。課題をクリアするごとに、動向を見守っていた応援席から拍手が送られます。
あっという間の70分です。「ピ―」というホイッスルの音で、競技が終了。
全問を解決したチームは、安堵と歓びの表情をみせていました。
お昼の休憩をはさみ、午後からはユニット競技がスタート。
車両は使用せず、単体部品の診断・点検・調整などを行う個人競技です。「窓が閉まらない」など不具合の原因を見つけていきます。
真剣な表情で、課題に取り組む選手の皆さん。
2組に分かれて30分ずつ行うこちらの競技も、あっという間に時間が過ぎていきます。
競技後には、日本大会で優勝した大阪マツダのサービスアドバイザー、白井 伸樹さんがロールプレイを披露。また、中近東大会で優勝したサウジアラビアのアドバイザー、ハッサン・アウムラさんのプレゼンテーションも行われ、「あるべきアドバイザーの姿」を学ぶ機会も設けました。
結果発表、優勝チームは?
場所を移し、ホテルにて開催された表彰式。
世界No.1を勝ち取ったチームは、オーストラリアの皆さんでした!!
まず、チームを代表してコーディネーターのマーク・オルディスさんは、「まず、すばらしい頑張りを見せてくれた選手2人に感謝をしたい」と選手に労いの言葉。そして「参加選手のみなさん、このような素晴らしい経験をさせてくれてありがとう。」と感謝の気持ちを伝えました。
優勝したオーストラリアチーム
(左2番目から右へマカイロフさん、オルディスさん、ディアマンさん)
「優勝したことは言うまでもないですが、参加できたことだけでも本当に嬉しかったです。」と、選手のベンジャミン・マカイロフさん。「プレッシャーと時間制限のある中で、故障の診断や修理をするという挑戦しがいのある貴重な経験ができました。この経験から、目の前にある問題を解決することより問題を俯瞰することが大切だということを学びました」。
また、「大会を通じて、技術面だけではなく、チームワークの大切さなど多くのことを学ぶことができました」と選手のもう1人、アレグザンダー・ディアマンさん。「今後もさらにスキルを磨くために一生懸命頑張ろうというモチベーションにつながりました」と語ってくれました。
なお、2位にはドイツ、3位には日本が入賞となりました。
日本の田口選手は、「嬉しい気持ち半分、悔しい気持ち半分です。次回は優勝選手を出せるよう、しっかり指導する立場になります。今度は負けないようにしていくので、世界のみなさんよろしくお願いします」と、今後の抱負を述べてくれました。
世界中の、マツダのトップエンジニアたちによる競技の様子、いかがでしたでしょうか?
お客さまに安心と満足をお届けするべく、マツダのサービススタッフは日々、より高い技術力の習得に向けて研鑽を続けています。
今後もマツダは、お客さまとのさまざまな接点を通じて、お客さまの人生をより豊かにし、お客さまとの間に特別な絆を持ったブランドになることを目指してまいります。
■2017年(前回)サービス技術世界大会のようす(マツダ公式ブログ)
https://blog.mazda.com/archive/20170531_01.html
■ 当日のダイジェスト動画もぜひご覧ください。(YouTube)
■アフターサービス(マツダオフィシャルサイト)