MAZDA BLOG
2021.4.2

プロの写真家に学ぶ、いいね!と言われる写真のヒント

スマートフォンやSNSなどの普及もあって、誰でも自分が撮った写真を簡単に世の中に出せるようになりましたね。

そんな現代において、見る人の心を動かす写真を撮るコツとは何でしょうか?

 

今回は、プロカメラマンの見城 了(けんじょう りょう)さんにお願いして、カメラ好きのみなさんが出かけた先で心に残る写真を撮るためのヒントを紹介して頂きます。

記事の最後には見城さんおすすめの撮影スポットもご紹介しますので、ぜひご覧ください!

 

<見城 了 さん プロフィール>

25歳から写真を志し、都内撮影スタジオや写真家のアシスタントを3年程務めた後に、28歳で独立。以後フリーランスで、雑誌や広告撮影など幅広く活躍中。

 

みなさんはじめまして、カメラマンの見城です。

良い写真を撮るコツは、何よりも自分がグッとときめいた瞬間を捉えることが大切だと思います。

デジタルカメラの場合、失敗しても減るものは何もありません。試行錯誤しながら「たくさん撮って見返してみる」ことが、上達する一番の近道ですし、写真との楽しい付き合い方です。

それでは早速、撮影スタートです!

 

<心を動かす写真を撮影するヒント>

 #1 風景写真はテーマをしっかりと決める

 #2 愛車をよりよく魅せる撮影ノウハウ

 #3 風景をユニークに撮る「フレーム効果」

 #4「ぼかし」で生まれるシズル感を出す

おすすめ撮影スポット

 

#1 風景写真はテーマをしっかりと決める

 

風景写真はテクニックというより、「視点」が大事になります。

目に映る景色の中でも何を撮りたいのか、しっかりとテーマを見つけることで、より感動が伝わる風景を捉えることができます。

 

 

今回は、「雲と空のコントラスト」を意識して撮影してみました。差し込みかけている太陽を中央に入れて日差しを捉えつつ、この後の光の移り変わりを予感できるような1枚を狙っています。

 

風景は、季節や天気、時間によって刻々と表情が変わるので、本格的に撮りたい場合には、良いタイミングでいい場所にいる必要があります。

特に旅先での撮影では、素敵な風景を探すために撮影ポイントを変えてみようとか、雲が去るまで待機してみよう、ということもしばしば。

 

そんなときには、クルマという相棒が欠かせません。ワクワクしながら撮影場所に向かう時間も、太陽が出てくるまでじっとクルマで過ごす時間も、撮影の醍醐味ではないでしょうか。

次のヒントでは、そんなクルマを魅力的に撮影するノウハウをお伝えします。

 

#2 愛車をよりよく魅せる撮影ノウハウ

 

通常、クルマを撮影するときのカメラの高さは、クルマの目線、ライトの高さくらいに合わせます。

ただ、それだと似たような写真ばかりになってしまうので、思い切って地面スレスレから撮影したのが上の写真です。

MX-30の力強くて厚みのある、立体的なフロントデザインが強調された写真になります。

 

 

こんな感じで撮りました。バリアングル液晶やチルト液晶(※可変式液晶画面)のデジタルカメラならではの撮影アングルですね。

 

 

上の写真は、ボンネットや窓の映り込みを利用したものです。

通常は撮影の天敵である映り込みも、工夫次第では特別感を出してくれます。シンプルながら塊感を感じるMX-30のボディラインと、心地よい青空を融合させました。

もっと寄って撮ると、さらに抽象的な写真になります。

 

上の写真はあえてボディではなく、MX-30のウインドウに映る空にピントをあわせました。

見慣れた愛車も普段あまり見ない角度から見てみると色んな発見があったりします。

 

#3 風景をユニークに撮る「フレーム効果」

こちらは茨城県にある鹿島神宮「西の一之鳥居」。

MX-30のように扉が大きく開くクルマであれば、ドア越しに被写体が見えることで、よりダイナミックで臨場感がある写真を撮ることができます。

風景を切り取る「フレーム効果」という手法です。

 

MX-30は、個性的なデザインやフリースタイルドアなど、どこか想像力を掻き立てるようなクルマですね。

フリースタイルドアを活かしたフレーム効果を使えば、風景だけでなく人物や建物を切り取っても、オリジナルの構図で面白い写真が撮れると思います。

 

#4 「ぼかし」で生まれる、シズル感を出す

最後に少しだけ、撮影の題材としてよく登場する「料理」を撮るときのヒントもご紹介します。

料理をはじめ静物を撮影するときは、基本的に斜め45度で撮ります。

そして、全体がきれいに収まるように写すのではなく、美味しそう!と感じた「推しの料理」を決めて寄ってみてください。他の部分は大胆にカットしても良いでしょう。

 

一眼レフカメラであれば、被写界深度(いわゆるぼかしの表現)を変えるだけで印象がかなり変わります。
被写界深度とはピントが合う範囲のことで、深ければ全体的にピントが合った写真に、逆に浅ければ、一部分にだけピントが合った状態になります。下の写真のバーを、左右にスライドさせてみてください。

                          

左が被写界深度を深くした写真で、右が被写界深度を浅くした写真です。

開放F値の明るい(数字の小さい)レンズで、絞り値を小さく(開放気味に)して、被写体とカメラの位置を短くすると、被写界深度は浅くなりボケやすくなります。この組み合わせを工夫すれば、料理に限らず、美しい写真や幻想的な写真を撮ることができます。 

 

最後に、今日のヒントが使える、関東地方でおすすめの撮影スポットをご紹介します。

 

・海ほたる

時々、何故か無性にだだっぴろい景色が見たくなることってありませんか?そんな時に穴場なのが海ほたる。そこにはひたすら広い空と海が。風対策は必須です。

 

・袖ヶ浦界隈の海岸

カリフォルニア?いいえ千葉です。アメリカンに自分の車を撮りたいならここがおすすめ。

 

・河口湖

早朝に行けば、水面が鏡のように穏やかで逆さ富士が撮れるかもしれませんよ!

 

遠出をしての撮影は、カメラを構える時間もハンドルを握る時間も両方楽しめると最高ですよね。

MX-30でのドライブは、自分のイメージ通りにクルマが応えてくれる感じがして、本当に気持ち良かったです。

このクルマに乗って次はどこに出かけようか?と、わざわざ撮影しに出かけたくなりますね。訪れた先で、思いもしない景色に出会えそうでワクワクしたり、インスピレーションが湧いてくる。撮影とドライブは一つなんだなと、改めて感じました。

 

 

現代のカメラはすごく優秀なので、オート設定でもシャッターを押せばそれなりにきれいに撮れます。

そこに自分なりの視点と感性をどう込めるかが大切になってきます。

 

写真が好きだけど、まだ一眼レフカメラをお持ちでない方も、スマートフォンからでも大丈夫です。

是非たくさん撮影して、カーライフとともに写真ライフも楽しんでみてください。

 

 

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皆さまのお声をお待ちしています。

 

■マツダ MX-30 車種情報

・全長×全幅×全高:4395×1795×1550mm

・カラー:全7色

(こちらの記事では、ポリメタルグレーメタリックのMX-30を使用し撮影を行いました)

・参考価格:242万~

 

■MX-30で、いつもと違う景色を楽しむ夫婦のドライブデート(マツダ公式ブログ)

https://blog.mazda.com/archive/20210326_01.html

■MX-30の車種詳細やスペシャルコンテンツはこちらから(マツダオフィシャルサイト)

https://www.mazda.co.jp/cars/mx-30/

■MX-30開発担当者の想いをご紹介しています(マツダ公式ブログ)

https://blog.mazda.com/archive/20201127_02.html

カテゴリー:ライフスタイル