MAZDA BLOG
2013.6.6

マツダミュージアム探検隊!〜パート3〜

広島本社にあるマツダミュージアム連載企画の第三弾!

今日は、ロータリーエンジン展示をご紹介します。さっそく中をのぞいてみましょう♪

 

ロータリーエンジンがどのように動くか、ご存じですか?

ロータリーエンジンは、基本的には断面が「まゆ」のような形をしたハウジングと、その中にある三角形のおむすび型をしたローターで構成されています。ハウジングの内側はローターの頂点によって3つの作動室に仕切られ、ローターの回転に伴い順次吸入・圧縮・燃焼・排気の4工程が行われる仕組みになっているんですよ。

百聞は一見にしかず。マツダミュージアムでは、模型を使って分かりやすく展示しています。↓

 

1967年5月30日、マツダは世界初の2ローターエンジン搭載車となるコスモスポーツを発売しました。こちらがその、2ローターのロータリーエンジンと「コスモスポーツ」です!

当時としては驚異的な110馬力。100km/hへの到達時間8.7秒、最高速度185km/hという加速・高速性能で世界中を驚かせたそうですよ。

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また、マツダミュージアムには「初代RX-7(1978年3月)」に搭載の12A型ロータリーエンジンも展示されています。
このエンジンの最高出力は130馬力。新構造の排気管を開発し、燃費向上や排気音の改良も行われたそうです。さらに、エンジンの各パイプの材質や配管を改善し、整備のしやすさにも配慮が加わったのです。

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続いて、ロータリーエンジンの分解部品の展示も。ローターハウジングとサイドハウジングの構造が分かりやすく展示されていて、改めて、こういう風に部品が組まれているんだ〜としばらく眺めてしまいました。

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さらに先に進むと、1991年6月、第59回ル・マン24時間耐久レースでマツダが日本車として、そして、ロータリーエンジン搭載車として初の総合優勝を果たした「マツダ787B」が展示されています。
この「マツダ787B」、今でも実際に走ることができるんですよ。2011年6月、優勝以来20年ぶりにフランス・ルマンのサルトサーキットを走行したことは皆さんの記憶に新しいかもしれません。

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実は、「マツダ787B」のの左側のドアを開けて、プレートをひっくり返すと・・・、優勝を勝ち取った当時の関係者のサインが隠れているんです!

よーく見ると、「大切にしてネ!」という、心のこもったメッセージも!(普段は開けることができないのですが、今回特別に見せてもらいました♪)
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その他にも、ルーチェやコスモシリーズに搭載されたエンジンや、開発初期の4ローターなど、ここでは紹介しきれない展示品が、マツダミュージアムにはたくさんあります♪
ぜひ、ご来館いただき、ご自身の目で確かめてみてくださいね。

 

次回のパート4は「技術展示」をご紹介予定です。
クルマづくりのプロセスをCX-5を用いてご紹介しますので、こちらもお楽しみに!
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◇前回の「マツダミュージアム探検隊!〜パート2〜」はこちら

 

【ご案内】
マツダミュージアムの見学のご予約を受け付けております!
詳細は以下のウェブサイトをご覧ください♪
▼マツダミュージアム
https://www.mazda.com/ja/about/museum/

 

カテゴリー:クルマ , イベント
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