ディーゼルノック音を大幅に低減する世界初の技術「ナチュラル・サウンド・スムーザー」を新開発!
ディーゼルエンジンは、ちょっとうるさそう・・・そんなイメージをお持ちの方にも、ぜひ、ご紹介したい新技術が開発されました!
このたび、マツダは、ディーゼルエンジン特有のノック音を大幅に低減する、世界初の技術「ナチュラル・サウンド・スムーザー」を新開発しました。この新技術は、今月(2015年2月)末より日本市場で発売予定の、新型コンパクトクロスオーバーSUV「CX-3」に搭載する「SKYACTIV-D 1.5」に採用されます!
エンジンの要とも言える部品の一つ「ピストン」。その内に設置されたピストンピンに内蔵された小さな部品、その名も「ナチュラル・サウンド・スムーザー」。この小さな部品に、世界初の新技術の英知が注ぎ込まれているのです。
マツダは、ディーゼルノック音の発生メカニズムを探究してきました。その結果、燃焼時にコネクティングロッドの伸縮にともない発生する「ピストンの振動」が、ノック音の原因であることを突き止めました。そして、このたび新開発した「ナチュラル・サウンド・スムーザー」は、空洞のピストンピンに内蔵することでノック音の原因である振動を吸収する技術なのです。
(左写真:CAEの検証結果 左:ナチュラル・サウンド・スムーザー無、右:ナチュラル・サウンド・スムーザー有)
これにより、特に発進時やゆっくりとした加速時などに、車室内で聞こえやすい周波数(3.5kHz)付近のディーゼルノック音を低減するのです。音量の単位は少し分かりにくいですが、未装着車に比べて最大で10dBも低減します(マツダ調べ)。だから、市街地の走行シーンなどで高い静粛性とより気持ちの良いエンジン音で、快適なドライブをお楽しみいただけます。
「SKYACTIV-D 1.5」は、2.5Lのガソリンエンジンを上回るトルクフルな走りと高回転までリニアに加速する優れた動力性能、また高価なNOx後処理システム無しで高い環境性能を実現するマツダの小型クリーンディーゼルエンジンです。
マツダは、今後もお客様に「走る歓び」と「優れた環境・安全性能」をお届けするため、様々な技術開発にチャレンジしていきます。ご紹介しました「ナチュラル・サウンド・スムーザー」は、日本市場の「CX-3」の一部の機種にオプション設定されていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ディーゼルエンジンの知られざるメリットをご紹介していますので、こちらも是非、チェックしてくださいね!
▲知っていますか?!ディーゼルエンジンのこんなメリット (マツダ公式ブログ)
https://blog.mazda.com/archive/20130411_01.html