進化したワイパーの魅力を徹底解説!! ~MAZDA3/CX-30/MX-30搭載ワイパー~
普段運転に慣れていても、雨の日の運転に不安を感じられる方も多いのではないでしょうか。
そんな雨の中の強い味方、それは「ワイパー」。
雨の中でも安心して運転を楽しみたいですよね。
今回のブログでは、 MAZDA3 *1、 CX-30 *2、 MX-30 *3 に搭載している進化したワイパーの魅力をご紹介します!
*1:2019年5月より発売。 *2:2019年10月より発売。 *3:2020年10月より発売。
新世代商品から採用しているワイパーの進化ポイントは、視界です。
お客さまに安全に安心して運転していただきたい。そのために、いかにクリアな視界を確保するか。
その想いで取り組んだ開発の中から、以下の3つのポイントをご説明します。
3. ワイパーのボンネット下格納により、視界を広く&外観見映え向上
まずはこちらの比較動画をご覧ください。
フロントウインドーの汚れをワイパーで拭き取っている様子ですが、ウォッシャー液噴射時の視界が改善されているのが、お分かりでしょうか?
これまでは、ガラス面にウォッシャー液を拡散させてワイパーで拭き取っていたものを、ワイパーアーム自体にノズルを取り付け、ウォッシャー液噴射と同時に拭き取る仕組みに改良しました。
これにより、ウォッシャー噴射時に一時的に起こる視界の妨害を改善。また、できるだけ1回目の払拭できれいなるように、噴射位置や量、時間にまでこだわっています。
このウォッシャーノズル付きワイパーアームおよびウォッシャー噴射制御は、まだ国内乗用車の導入実績も少なく、マツダとしても新たな取組みです。
フロントウインドーの隅の拭き残しが気になったことはありませんか。
下図のような隅に残る拭き残しは、横断歩行者の確認や右折時の確認などの際、ドライバーの視界の邪魔になってしまうことがあります。
ワイパーの拭き取り範囲を拡げればいいのでは?と頭に浮かびますが、ワイパーは雨や風・車の速度などさまざまな要因の影響を受けます。
ただ範囲を拡げるだけでは、例えば高速道路の走行中、風や速度の影響を受け、ワイパーが勢いあまってAピラーにぶつかってしまうことがあります。
そこで、ワイパーを動かすモーターについているセンサーの制御を工夫しています。
走行中の風の状況を感知し、どの程度ワイパーがオーバーしてしまうかを予測した上でワイパーの折り返し位置を通常より早いタイミングにさせるなど、制御できる仕組みを開発しました。
開発時には、実車で、雨・風が強い場合、悪路走行で横揺れ・縦揺れが起こる場合、低温の場合などさまざまな環境下での実機検証を繰り返し行ない、この機能の実装に至りました。
拭き残しは意外と気になりますし、隅まで拭けるとすっきり視界が広くなります。
3. ワイパーのボンネット下格納により、視界を広く&外観見映え向上
MAZDA3、CX-30、MX-30では、ワイパーをボンネット下への格納にデザイン変更しています。
これによりドライバーの下方視界の改善にもつながるとともに、そして外観としてもすっきりとしたスタイリッシュなデザインに進化し、さらには風切り音の低減にもつながります。
ただ、ボンネット下に格納することで、洗車をする際などにワイパーを立てようとすると、ボンネットに当たり動かせないという課題がありました。
これについては、ハンドル横のワイパースイッチ操作によってワイパーが立てる位置(サービスポジション)まで動く機能を追加しました。
【ワイパーアームをたてるときの操作方法】
①電源ポジションをOFFにします。
②OFFにしてから30秒以内に、ワイパースイッチをMISTの位置まで2回押し上げます。
③ワイパーが作動し、サービスポジションで止まります。
④ワイパーアームを立てます。
以上、クリアな視界を確保する進化したワイパーについて、いかがでしたか?
マツダは、「良好な視界・視認性を提供することで、お客さまが安全に安心して運転できる状態をサポートする」という考えのもと、日々開発に取り組んでいます。
詳しくはこちら⇒「マツダの安全思想」
進化したワイパーにより、雨の日などの皆さまの不安やストレスが軽減され、クリアな視界のもと、日々の安全・安心な運転につながりますように。
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