【マツダのものづくり】クルマづくりから卓上クリーナー!?~クルマづくりの歓びを子どもたちへ
みなさんは今年の夏休みどのように過ごされましたか?
いきなりクイズです。このクルマは何でできているでしょうか?
このCX-5のボディーは「ペーパークラフト」で作られているのです。
しかも、卓上で走らせると、消しゴムのカスとホッチキスの針が分別できる「からくり工作 卓上クリーナー」なのです!
「子どもたちに、ものづくりの楽しさを感じてもらいたい!そして、二酸化炭素を出す量を減らすためにはどうすればよいか一緒に考えたい!」
そんな想いで、マツダは「チャレンジ!からくり工作~二酸化炭素をへらす工夫」という教育プログラムを開催しています。小学3~6年生を対象にしたこのプログラムは、府中南小学校(広島県)の先生に監修いただき開発。
このプログラムの中で、子どもたちに実際作ってもらったのが、この「からくりを工作 卓上クリーナー」なのです。
このからくり工作キットは、マツダ本社工場の社員が試行錯誤しながら企画・開発・設計・試作・部品調達まで行ったもの。「子どもたちに“ものづくり”についてわかりやすく、そして楽しく伝えたい!」という想いが、ギュッと詰まっているのです。
この工作キットを2011年に考案した本社工場の吉川(きっかわ)さんは、笑顔で開発当時をこう振り返りました。
「対象が小学3年生から6年生までなので、簡単すぎず、難しすぎず、電気エネルギーを使わない。そんな“からくり“を取り入れたものを考えだすのは大変でしたね。
机の上で動かしながらゴミが回収できる、クルマの形をした卓上クリーナーなら子どもにもわかりやすくて、面白いのではないかと思いついたんですよ。」
子どもたちが楽しめるように、さまざまな工夫されています。例えば、このからくり工作は紙ベースなのですが子どもたちが車を前後に何度動かしてもグシャッとならないようにゴミ箱の周りにはプラスチック部品を取り入れています。
そして、このクリーナーの最大のポイントである「分別機能」も、子どもたちが楽しみながら、“からくり構造”を理解できるように工夫されています。その“からくり”構造を少しだけご紹介しますね。
まず、クルマの床部分に開けた穴に設置したブラシ状の部品で、消しカスとホッチキスの針を車内に回収。
そして、ブラシの上に設置したカバーを開くと、磁石が見事にホッチキスの針をキャッチして分別するのです!
当日イベントに参加してくれた子どもたちや、保護者の方々からこんな嬉しいコメントをいただきました。
「工作が楽しかった」「今日学んだことは、学校でも家でも役立ちそう」
「からくり技術は、自動車の製造にも生かされていることを知り、5年生の社会科で習った工業(自動車)とも結びつく、とても参考になる内容だった」
「スタッフの方のものづくりが好きであることが伝わってきた」
クルマづくりには「楽しさ」があります。その「楽しさ」をマツダで働く社員が自分たちで考えて実践しています。
マツダのものづくりは子どもたちに、そして海外にも広がり始めました!海外の取り組みについては今後お伝えしていきますね。
ものづくりの楽しさをペーパークラフトで感じていただけるように、台紙のダウンロードができるようになりました。
CX-5やロードスターをはじめ、コスモスポーツなど全7種類ありますので、好きな色に塗ってオリジナルな1台を作ってくださいね。
ダウンロードはこちら!
http://www.mazda.com/ja/csr/social/report/2016papercraft/
(このペーパークラフトは、お客さまが個人で楽しむことの他、地域行事や会社のイベントなどでも自由にご利用いただけます。ただし、販売やその他有償での配布は禁止します。)
今後も公式ブログでは、さまざまなマツダの社会貢献の取り組みをご紹介していきます。