2016年から始まる「Mazda Global MX-5 Cup」の概要が明らかに。SEMAショー(ラスベガス)にてGlobal MX-5 Cupのレースカーがアンベール！

11月4日から6日まで、アメリカのラスベガスで開催された、「SEMAショー」（Speciality Equipment Market Association）。
カスタマイズパーツやレース用パーツ、工具など様々なアフターマーケットメーカーが多数出展する全米最大級の自動車アフターマーケットショーです。

ラスベガスの中心にある広大なコンベンションセンターをフルに使って行われる「SEMAショー」は、ディーラーやバイヤー向けのビジネス・トレードショーです。出展社やゲスト、報道関係者などを含め、3日間で10万人が訪れると言われています。
カジノで有名な華やかな街ラスベガス。イベント開催中の3日間はよりいっそう多くの人で賑わいました！

マツダUSAはこのショーで、モータースポーツに関するグローバルレベルの発表を行うと事前告知していました。そのため、11月4日の発表時間前には多数のメディアとレース関係者の方々がマツダブースに詰めかけました。

いよいよ発表時刻！

まずは、10月にカリフォルニア州のマツダレースウェイ・ラグナセカで行われた「クラブマンレーサー」のチャンピオン決定戦「SCCAランオフズ」の映像が流れだします。
実は、この「SCCAランオフズ」に集まったサンデーレーサー530人のうち約25%がマツダ車オーナー。さらにその内の過半数以上がMX-5オーナーとのこと！

そして、スクリーンに1989年にマツダ MX-5(日本名：ロードスター)・ミアータが発売されて以来、25年もの長きにわたってアメリカのグラスルーツ・モータースポーツを支えてきたMX-5　オーナーのコメントや走行シーン、ポディウムで喜ぶ姿などが映し出されます。

プレスカンファレンスの口火を切ったのは、マツダUSAのモータースポーツ・ダイレクターであるジョン・ドゥーナンさん。展示車をこう紹介しました。

「ここにある白い初代MX-5レースカーは、1990年のシカゴオートショーに展示された3台のMX-5のうちの一台。そののちレースカーに仕立て上げられた最初のMX-5レーサーなのです。」

そして、ついに2015年にデビューする「Mazda Global MX-5 Cup車」がアンベール。大きな歓声とたくさんのシャッター音が会場に響きました！

続けて、現在、新型MX-5ロードカーの開発と同時にレース仕様の準備も進めていること。そして、2016年から「Mazda Global MX-5 Cup」が、スタートする計画であることが発表されました。

Mazda Global MX-5 Cupカップとは、アメリカ、ヨーロッパ、アジアなどで同時に立ち上げられる予定の第4世代ロードスターによる世界カップ。

このシリーズで優秀な成績をおさめたドライバーは、2016年シーズン終了後にマツダレースウェイで行われる王者決定戦の「グローバル・シュートアウト」に参加することができます。
さらに最終王者となると、マツダLMP2 SKYACTIV-Dレーシング・プロトタイプカーのテストドライブに招待され、そこで適性が判断されれば2017年のデイトナ24時間レースに出場するシートが与えられるとのこと。
ドライバーにとって大変重要なレースになりそうですね＾＾

このMazda Global MX-5 Cupに出場できる車両の詳細はまだベールに包まれていますが、レースは世界統一のレギュレーションで規定された同一車両で争われる、ワンメークレースになる予定です。これは、腕に自信があるドライバーなら、アジアからでもマツダモータースポーツの指定ドライバーにステップアップできる道が開かれたとも言えます。

MX-5のワンメークレース仕様として組み上げられている車両のボディサイドには「Global MX-5 Cup」の文字が＾＾なんだか2016年が待ち遠しいですね。

1989年に誕生したマツダ MX-5（日本名：ロードスター）は、おかげさまで今年で25周年を迎えました。
全世界で93万台以上を販売し、そして多くがモータースポーツの世界で活用されてきました。そして、今日に至るまで参加型モータースポーツのベースモデルとして、初心者からプロまで幅広く楽しまれています。

これからもマツダは、世界のMX-5ファンがつながる、参加型モータースポーツの楽しみを提案して参ります！
これからも、MX-5（日本名：ロードスター）をよろしくおねがいいたします^^

ロードスター25周年スペシャルサイトはこちら。
http://www.mazda.com/jp/stories/history/roadster/roadster_25th/