マツダ流:スーパー耐久レース観戦ガイド
皆さまは、スーパー耐久レース、そしてマツダ車の活躍をご存知ですか?
スーパー耐久レースとは市販車をベースとしたレースで、年間6戦の耐久レースシリーズ。プロだけではなく、多くのトップアマチュアも参戦する日本最大級の参加型レースです。
レースによって3時間~24時間までの長丁場を、複数のドライバーが交代しながら挑みます。
今回は、このスーパー耐久レースの魅力と、観戦をより楽しむための見どころをご紹介します!
■スーパー耐久レースで活躍するマツダ車
日本最大級の参加型レースであるスーパー耐久レース。エントリー台数は50台を超え、ST-X、ST-Z、ST-TCR、ST-1~5の合計8クラスに分類され、フェラーリのようなスーパーカーからロードスター、デミオといった身近なクルマまで、バラエティに富んだ車両が並びます。一方で、出走する車両は市販車ベースと規定され、エンジンや車体などの改造は厳しく制限されています。
なお、マツダ車ではデミオ、ロードスター、アクセラが参戦し、活躍しています。
レースやチームの横顔はこちらから。
http://www.mazda.com/ja/innovation/motorsports/high-level/#interview1
■より身近に応援する楽しさをご紹介します!
スーパー耐久シリーズ全戦で、マツダ車を応援するツアーが開催されています(主催:MZレーシング)。
このツアーは昨年から行われていて、マツダ車を応援したい方を事前にウェブサイトで募集し、現地に集合。レース前にチームやドライバーと交流を図り、より理解と親睦を深めていただけます。また、各チームの写真入りカードを配布。そこにドライバーのサインをもらうこともできます(今年は第2戦から実施)。
4月1日の今期開幕戦、鈴鹿サーキットでのツアーに参加してきました。
初戦のツアーは20名が参加。ご夫婦やお子さまとご一緒の方もいらっしゃいました。ピット訪問、ドライバーやチームスタッフとの交流を楽しみされる方もいれば、マツダオーナーの方々には、ほかのオーナーの方と一緒に応援することを楽しみに参加したとおっしゃられる方もいらっしゃいました。
私自身、初めてのレース観戦で楽しみ方もわからず5時間の長丁場を耐久できるだろうか、不安な気持ちで参加しました。しかし、各チームのピット訪問はそんな不安を払拭してくれる、とても楽しいものでした!
各チームのピット訪問では貴重なお話をいろいろと伺えました。
・ファンからの応援がドライバーの力
「応援の旗とかレース中ドライバーからは見えていないと思うでしょ?ところがドライバーからは見えているんです。レースはクルマそのものも大変ですが、ドライバーの体力と精神力の戦いでもあって、応援してくれる人が見えた時、よしっ頑張ろう!と。皆さんの応援が力になっているので、ぜひ応援してください」
「モータースポーツも、ファンの応援が力になります」
このように言われると、一生懸命応援する気持ちになりますね!皆さん、とてもフレンドリーで、距離が一気に縮まりました。
・チームの特徴や見せ所
レース中には、それぞれのクルマやチームの特徴、見せ所があります。それを聞いたうえで応援するのも、ひとつの楽しみ方だということを知りました。
例えばマツダ車が8台エントリーしているST-5クラスでは、直線のフィット(ホンダ)に対し、コーナリングのNDロードスター、燃費のデミオディーゼルが競います。ST-4クラスでは多くの86(トヨタ)に、コーナリングのNCロードスターが立ち向かうなど、面白い戦いが繰り広げられています。
そこで、ドライバーの方々から教えていただいた勝負ポイントをいくつかご紹介しましょう!
(TEAM221の筒井選手)
「ロードスターの良さはコーナリングの速さです。コーナーで華麗に走るところを是非見てください」
(NOPROの野上選手)
「デミオディーゼルの強みは燃費です。他の車両よりピット回数が少ないと思います。気が付いたら上位に入っている、そういうところに注目してください」
(TC CORSEの加藤選手)
「見せ所はS字コーナーです。ぜひそこでロードスターのコーナリングの良さを見て下さい」
今回、観戦ツアーに参加して、マツダ車で戦うチームの皆さんの想いを知り、一緒に戦う醍醐味が味わえるという楽しさも実感しました。
さて、今期のスーパー耐久レースは、全6戦のうち第3戦まで終了。
第3戦は富士スピードウェイで24時間を戦う過酷なレースでしたが、参戦したマツダ車は全車24時間を完走。ST-5クラスの村上モータース・ロードスター(村上博幸/雨宮恵司/吉田綜一郎/脇谷猛/中根邦憲/杉野治彦)が見事クラス優勝を果たしました!
また、チームNOPROのアクセラSKYACTIV-DとデミオSKYACTIV-Dがそれぞれ、ST-2クラスとST-5クラスで2位に入り、ダブル表彰台となりました。
(左:ST-5クラス優勝 村上モータース、右:ST-2 2位、ST-5 2位ダブル入賞 NOPROチーム)
また現在、第4戦オートポリス5時間 応援ツアーの参加者を、こちらから募集しています(7月6日締切り)。
http://mzracing.jp/news/10382
これからも熱い戦いが続きます。マツダ車で挑戦するチーム、ドライバーを是非応援してください!!