第23回メディア対抗ロードスター4時間耐久レース レポート(後編)
9/1(土)に筑波サーキットで行われた「メディア対抗ロードスター4時間耐久レース」のレポート後編です!
前編のレポートはこちらをご覧ください。
スタートから2時間が経過し、レース折り返し時点の順位は1位No.50 CAR GRAPHICチーム、2位No.55 Start Your Engineチーム、3位No.111 XaCARチーム。
あたりは次第に薄暗くなり、「クリスマスツリー」と言われる電光掲示板が美しく光を増し始めます。そして、コース上にも「Light On」のサインが出され、いよいよレースはナイトレースへと突入していきます。
レース終盤、残り1時間を切ってトップを快走するのは2年前に優勝したNo.55 Start Your Enginesチーム。そして確実に順位を上げてきたNo.27 Tipo/Daytona/car magazineとの一騎打ちの様相を呈してきます。後続でも、少しでも順位を上げようと、レース終盤になってもガス欠覚悟でファステストラップを更新するハイペースな戦いが続きます。そのため、チェッカーフラッグが近付くにつれて誰もが、「いつ燃料が底をつくのか」という不安を抱きながら、固唾をのんでレースの行く末を見守ります。一方で、このドキドキ感はたまらないスリルとなって、レースの醍醐味を味わわせてくれます。
そして、ついにその時がやってきました。レース時間が残り20分を切ったあたりから、スロー走行に切り替えるチームが出始めたのです。この時点でトップはNo.27 Tipo/Daytona/car magazineチーム、2位No.05 オートスポーツチーム、3位No.55 Start Your Engineチーム。そして、残こすところレースもあと10分となる頃、猛烈な追い上げを見せていたNo.74レブスピードチームがついにガス欠でストップ。さらにその後4台のマシンがチェッカーフラッグを目前にしてガス欠という波乱の展開となりました。
完全に夜のとばりが下りた20:07、4時間の耐久レースにチェッカーフラッグが振られ、見事No.27 Tipo/Daytona/car magazineチームが優勝の栄冠を手にしました。周回数は188周。昨年の173周、一昨年の184周を大きく上回る結果となりました。
全出場チームの最終結果はレース公式サイトをご覧ください。
http://www.media4tai.com/report/index.html
レースというと敷居が高いイメージがあるかも知れませんが、プロのドライバーではない人たちが、専用のスポーツカーでもないけれど、クルマを意のままに操ることを心から楽しんでいる。そんな素晴らしい体験ができるのもロードスターの持つ魅力の一つである、とゴールして自分たちのマシンを愛おしそうに拭いている参加メンバーそれぞれの表情を見て強く感じました。
また、このレースには山本修弘ロードスター開発主査率いるマツダ「人馬一体」チームも参戦しました。マツダチームのレポートも後日アップする予定ですので、こちらもお楽しみに!